【備忘録】フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展(2026/8/22)
2026/8/22
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》展
会期:2026/8/21-9/27
会場:大阪中之島美術館
ついにこの日が来た!という感じ。
前日から関西入り。
14時からの予約で、13時半過ぎに現地到着。
すぐに並んで14時過ぎには入場できた。
入場までは列も割とスムーズに動いていた体感。

撮影は最後のフェルメールの2作品のみOKで他はNG。
ただ、列が動く間に撮影の注意書き等があったらしく、立ち止まって読む余裕はほぼなかった。
らしく、というのは、注意書きの存在すら人混みでよくわからなかったから。
作品リストは美術館公式サイトのPDFリンクから
今回展示の12作品の紹介はこちらの記事が詳しい
レンブラントの《笑う男》は可愛いおっさんの顔に光があたる様子がよくわかったし、ヘームの《宝石箱と花のある豪華な静物》は布、果物、植物の質感の違いがとても細かく写実的に表現されていて素晴らしかった
ラストマンの《ラザロの復活》は、宗教画好きとしては貴重な絵画を観る事が出来て本当に眼福だった。
フェルメール以外の作品もどれもとても良かったので、前座的な扱いになっているのは勿体無いなあ、と思った。
会場内はそりゃ人多いですよね…という感じでそれは完全に想定内だったんだけど、やはり人の多さよりも騒々しさが気になった
なんというか会話のボリュームが全体的に大きい、周りが大きいから自分たちもより大きい声でないと会話が聞こえない、それでまた、の悪循環。
この手の展覧会だと仕方ないのかなあ。
この後、大型スクリーンでフェルメールの既存作品を映像で紹介する「フェルメール・シアター」、フェルメールの既存作品全てが原寸でパネル展示されているエリア(大作がほぼない事に少し驚いた、見つかっていないだけなんだろうか…)を通り、フェルメールの作品の部屋へと続いた。
ヨハネス・フェルメール《ディアナとニンフたち》
フェルメール21歳の頃の作品(!)だそうで、現存する作品の中では唯一、神話を題材とした作品とのこと。
光源がはっきりしていて、光の濃淡の描写が素晴らしい。
署名を偽造されたり空の色を上塗りされたりと紆余曲折を経て、フェルメールの作品として正しく評価されるようになった事は本当に良かったと思う。


入場から《ディアナとニンフたち》の部屋にたどりつくまでで数十分。
そこから作品を鑑賞するまで30分程度。
スタッフの方が「作品の前では立ち止まらず後ろのお客様に配慮して」とずっと促しており急かされるようだったが、それでもこちらは、じっくりとではなかったがまだ比較的鑑賞できたように思う。
壁の説明文は写真に撮って後から読んだ。
ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
そして通路を経て最後のフロアに入った瞬間コレ。

そして数十分後には自分もゴミの一部になった
まわりの人も皆ビックリして写真撮ってたw
これ撮ってどうするのw
って自分も撮ったけどww
ちなみにこの写真を撮ったのが15時18分。
そして下の写真を撮ったのが16時18分…
ぴったり1時間だった。


描かれた彼女は特定の人物ではないという事、肖像画とは別に表情や表現の試作習作として描かれる「トローニー」というジャンルに属するらしい。
これ難しいと個人的には思っていて、自分は特定の誰かやモデルがいないと絵が描けない、というか描くモチベーションが上がらないのでよくここまで描けるよなあ、と思う
背景にはもともと深緑のカーテンが描かれていたのだそう。
布地の黄色、ラピスラズリの青、コチニールの赤が各々鮮やかで光の濃淡の描写も深い。
そして耳元に光る真珠。
大きさもこれが一番良いバランスなのだと思う。
何より少女の視線に吸い込まれるよう。
良い絵だと思う。
が。
並んでいる1時間が本当にしんどくて、順番が来る頃には少しどうでもよくなってしまってた…
もともと此処に至るまでの間も休憩できる場所がほとんど無く(「フェルメール・シアター」にベンチが数個あっただけ)、手前でも並び、更にここでも人ぎゅうぎゅうの状態で1時間。
顔料の説明文は人の頭や子供の手に遮られた状態のをなんとか一枚だけ撮ったが展示は気付きもしなかった(他の方のレポートを見て初めてそんなものがあった事を知った)。
そんな状態で最前列まで進んだら、やはりこちらもスタッフの方が「正面からの写真は一枚だけ」「作品の前では立ち止まらないで」と絶えず促しており
えっと、ここって美術館?
去年の「天空のアトラス」も似たような感じだったけど、あの時は《ファルネーゼのアトラス》は360度あらゆる方向からたっぷり見尽くせたし、ダ・ヴィンチの《アトランティコ手稿》は30分並んで(まるでアイドルの握手会みたいだな…)ってやっぱり思ったけど、それでもダ・ヴィンチの"凄み"みたいなのは感じ取れたし、頑張って行った甲斐はあったと思ってる。
今回は、もちろん展示の12点全て良い作品だったし、貴重な作品を鑑賞できる機会をいただけた事にも本当に感謝しているけれど、それよりも「ただただ並んで人混みに疲れた」という気持ちの方が今は全てを上回ってしまっている。
そんなで会場を出たのは16時半頃。
出口付近(5階)のショップはなんと既にクローズしてて、2階のショップはまだやっていますのでそちらへ…との事だった
そして2階はもちろん大大大行列…
普段から物販には殆ど興味がなく今回も余力があれば見るくらいなら…の気持ちだったが、これは完全にノーチャンス。
流石にこれ以上並ぶのは気持ち的にも体力的にも無理だった。
所蔵するマウリッツハイス美術館の改修工事に伴う巡回なし&1ヶ月限りの展示、来日もこれが最後かも、という事で頑張って行ってみたが、今後はこの手の美術展へ行く事自体を考え直さないといけないかもなあ…と少しだけ思っています。
とはいえ来月からのルーブル美術館展@国立新美術館も11月からのオルセー美術館展@都美術館も来年の大ゴッホ展も行くつもりなんだけどねえ(´・ω・`)。
