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30年ぶりに香港へ。「あのエネルギーは失われたのか?」を確かめに行った結果

30年ぶりの香港です。英国生活が長くなりましたが、先日、ふと「呼ばれた」気がしたのです。その後、不思議と香港に関する話も舞い込むようにもなりました。いま、私は香港に行くべきではないのか? そう思うと、居ても立ってもいられなくなったのです。

30年前、返還直前の香港はアジアの金融ハブとして破竹の勢いに満ちていました。
一方、今の香港はどうなっているのか。政治的な変遷や近年の厳しいビジネス環境、そしてコロナ禍を経て、あのエネルギーは失われてしまったのか。それが今回、自分の目で確かめたかった一番の関心事でした。


現地では打ち合わせの合間を縫って、できる限り自分の足で街を歩き回ってみました。
結論から言うと、私はとても安堵し、そして嬉しくなりました。
香港は、今もなおエネルギッシュで、前向きな力に満ちた場所だったからです。
ただ、30年前の「成長の勢い」とは少し質が違います。
今回肌で感じたのは、困難を乗り越えて自分たちの足で進み続ける「覚悟」、あるいは「レジリエンス(しなやかな強さ)」とでも呼ぶべきものでした。

現地でビジネスを牽引する方々は、こう語ってくださいました。
「一国二制度には両面がある。けれど、そのメリットをどう活かし、香港ならではの立ち位置を再構築するかが勝負なんだ」
「香港、日本、イギリスを繋いで一緒に動こう。どんな時代でも、国境を超えた協業は絶対に必要だから」
その熱い言葉に、私自身の背筋も伸びる思いでした。

また、街を歩いていて興味深かったのが、文化の多層的なミックスです。
日本でお馴染みのブランドが街のあちこちで見られる一方で、イギリスの影響も色濃く残っています。
いま私が暮らすイギリスでは、クリスマスから12日目の夜(12夜)まで飾り付けを残す風習がありますが、香港の街中にもまだその名残があり、あぁ、イギリスと同じ文化がここで息づいている、と妙に親近感を覚えました。イギリスと同じ地下鉄のアナウンス”Mind the gap. Mind the gap please. (ホームと電車の間にご注意ください。)や道路標識、そんな何気ない景色にまで、歴史の積み重なりを感じます。


香港、中国本土、イギリス、そして日本。
世界と中国本土を繋ぐゲートウェイとしての機能は、形を変えながらも、やはりこの街の強みだと改めて実感しました。そして、これほどまでに独特な文化が混ざり合い、しなやかに変化し続ける場所としての香港にも可能性を感じました。

今回は数日の滞在でしたが、「香港が、今もエネルギー溢れる街であってくれたこと」が何よりの収穫でした。そして、世界の政治的な動きがどうなろうとも、色々な国や地域を繋げてビジネスの可能性を創り続けてゆこうという思いを新たにしました。
香港、来てよかったです。また来ます!

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