しょうがない。を受け入れよう
仕事を重ねていくと、少しずつ無駄が減っていく。
経験が増えるにつれて、「仕事とはこうあるべきだ」という考えも生まれてくる。
成果を上げたい。 より良い方向へ仕事を進めたい。
そんな思いは、年々強くなっている。
けれど、その思いが強くなるほど、周りの人に対して寛容でいられなくなる瞬間がある。
先日も、以前ならできていたことに、今は時間がかかっているスタッフを見て、つい言いたくなった。
「以前できていたのだから、今回もきっとできるはずだ」と。
こうしてほしい。 こうあるべきだ。
気がつくと、自分の中の理想を相手にも求めてしまっている。
けれど、それは、自分の理想を押しつけているだけではないだろうか。
人には、それぞれ事情がある。 以前はできていたことが、今はうまくできないこともある。
「そういうこともあるよね」 「今はしょうがないよね」
そう受け止めて、相手に寄り添う気持ちも必要なのだと、最近あらためて感じている。
理想を持つこと自体は、決して悪いことではない。
むしろ、理想があるからこそ、仕事は前へ進んでいく。
ただ、その理想だけを頼りに進んでしまえば、周りの人は疲弊してしまう。
自分の理想を、そのまま相手に当てはめようとした瞬間、寛容さは失われていくのかもしれない。
「しょうがない」 「なんとかなるさ」
そんな言葉を、諦めではなく、人を受け入れるための言葉として持っていたい。
理想に向かって進みながらも、周りの人と同じ歩幅で歩けているだろうか。
相手に求めるばかりではなく、自分も一緒に歩もうとしているだろうか。
ときどき立ち止まって、自分自身に問いかけたい。
そんなことを感じた、今日この頃です。
