漂着物 No.002『メダ豆』
名称:メダ豆
漂着地点:メダカ水槽
推定年代:2026年夏
状態:結実中
備考:ベランダから移送。
ベランダで育てていた枝豆を間引いた際、処分する予定だった苗。
まだ生きていたため捨てられず、メダカ水槽に差しておいた。
根はそのまま水中へ伸び、枯れる様子もないため、
しばらく観察することにした。
その後、地上部は順調に伸びた。
かなり伸びた。
やがて花が咲いた。
本日、莢(さや)を確認。
現在、内部に豆が形成されているかは不明。
なお、水槽内には
メダカ三匹、
ミナミヌマエビ二匹、
巻貝が勝手に多数生息している。
彼らは特に気にしていないようだ。

枝豆が少し場所を取っている。


水槽内では、メダカやエビの排泄物、残った餌などから生じるアンモニアが、微生物の働きによって亜硝酸、さらに硝酸へと変えられる。
植物は、その硝酸などを根から栄養として吸収する。
魚たちが出したものを、微生物が植物の利用できる形に変え、枝豆が受け取る。
その結果、水中の栄養塩の一部が取り除かれる。
つまり、メダ豆は育ちながら、水も少しきれいにしている。
なお、双方にその自覚はない。
たまたま辿り着いた場所でも、周りと関係を作りながら、その場所の一部になっていくことがある。
館長メモ:
誰かの不要なものが、誰かの栄養になる。
水槽の中では、それがずっと繰り返されている。
