レアアース貿易圏という「押し売り」〜日米欧連携の本音
2026年2月4日、バンス副大統領が「強制力のある最低価格制度」を備えたレアアース貿易圏構想を発表した。
SNSは歓迎ムード。「脱中国だ」「日米欧連携だ」と。
でも、これ、前回書いた話と同じ構図です。
「最低価格制度」の意味
綺麗な言葉が並んでいます。市場を守る。サプライチェーンを強化する。安全保障を確保する。
翻訳しましょう。
「安い中国製を買うな。高くても西側製を買え。価格は俺たちが決める」
5ちゃんねるの反応が秀逸でした。
「最低価格制度ってことは割高なレアアース買わされるってことやろ」
「アメリカのクソ高いレアアース押売り開始だな」
「レアアース税取られるなw」
ネット民のほうが本質を見抜いている。
誰が払うのか
前回書いた通り、レアアース精製には莫大なコストがかかります。放射性廃棄物の処理、環境アセスメント、排水・排気の基準クリア。先進国でまともにやれば中国の数倍。
この「最低価格制度」で、誰がコスト増を負担するのか。
消費者です。
スマートフォン、電気自動車、風力発電タービン。レアアースを使う製品すべてに転嫁される。「経済安全保障のため」という建前は立つ。でも負担の話は誰もしない。
グリーンランドが欲しい理由
トランプ大統領がグリーンランド購入に執着しているのをご存知でしょうか。デンマークに「売れ」と圧力をかけ続けている。
理由は単純。世界有数のレアアース鉱床があるから。
5ちゃんのコメント。
「要約『だからグリーンランドのレアアースくれ』」
「トラ『そこでグリーンランドだ』」
パナマ運河への関心も同じ文脈です。資源の輸送ルートを押さえたい。
今回の「貿易圏構想」は、トランプ政権の資源戦略の一部。同盟国との連携という建前の裏で、アメリカが主導権を握ろうとしている。
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