いい子のあくび|読書日記
こんにちは☀️
今日は高瀬隼子さんの「いい子のあくび」です。
この作家さんは本作で芥川賞を受賞しており、2022年には「おいしいご飯が食べられますように」という作品でも再受賞されています。(こちらの方が有名かもしれません)
本作のあらすじはこちらです。
「いい子」として生きる女性たちが社会の「割に合わなさ」に疑問を抱き、結婚式への複雑な想いや日常の違和感を通じて幸せの形を問う全3話の連作小説です。
物語のメインとなる「いい子のあくび」編では、いつも人より先に気づくことができる「いい子」として生きている主人公が、日常で感じる割の合わなさに疑問を持って“わざと“ぶつかっていく物語です。
ちょっと抽象的なので具体的にすると、普段生きていると歩きながらスマホをしている人とすれ違う機会ってたくさんありますよね。
主人公はそんな人のためにいつも避けてあげていたのですが、ふとした時なぜ自分ばかりが気を遣って生きなければならないのかという疑問にぶち当たります。
そこで考えるんです。
自分ばっかりいい子であり続けなくていい。
そんな奴にはぶつかって分からせてやろうと。
自転車に乗りながらスマホを見る学生を避けず、わざとぶつかってしまうところから物語が始まっていきます。
素直に話せる友達、全てを見せられない彼氏など色々な人との繋がりを通して「いい子」であり続ける自分と悪意のある想いばかり抱いてしまう裏の自分の中で主人公は葛藤します。
ネタバレを防ぐため物語の詳細についてはここまでにしますが、正直にお伝えすると後味はあまりよくない!!心がザワザワして終わります。
ただ、「この感情は私にもある!」と共感することができて、東京という人が多い環境だからみんな持ってるのか・・・?とも思いました。
人間のドロドロした感情と葛藤を垣間見ることが出来るので、都会に住む人ほど読むことをお勧めしたいです!
ではまた☘️
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