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『ディストピア・サバイバル・ガイド』(小鳥遊書房)第4章 

インターネット、スマホ、SNSで私たちの日常は不可逆的に変化した。自分の日常をスマホで写真・動画に撮ってSNSにアップするが、その瞬間に日常は「日常」とカッコ付きになる。

日常をSNSに投稿する、という手順が、SNSに投稿するために「日常」がある、という順番に変化する。【ストーリーガイド】で映画『トゥルーマンショー』をリアリティディストピアに位置付ける。私たちの現実が、私たちから疎外され、商品として加工された上で市場でやり取りされる。

市場に流れ出した自己イメージをどれだけ買い戻したところで私たちは元の姿に戻れるわけではない。トゥルーマン・ショーの監督は「私はクリエイター=創造主だ」と言うが、このクリエイターはYouTuberに限りなく近づくのではないか(その根拠は本書を手にって確かめてもらいたい)。

【探求ガイド】では筒井康隆『48億の妄想』/「1500万メリット」/コリー・フィンリー『見えざる手のある風景』/十三不塔『ラブ・アセンション』/安堂ホセ『DTOPIA』を取り上げた。筒井康隆の長編デビューである『48億の妄想』は、テレビがリアリティを作る権力者であった時代の話。

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