赤しそジュース三ツ矢サイダーわり
夏といったらこれです。
赤しそジュース三ツ矢サイダーわり。
赤しそジュースは作るのは少し、手間暇かかりますが、作っているときが、すごくすごく楽しいのです。
なんとも、わくわくしてきます。
赤しその葉っぱを、大きな鍋で煮だして、お砂糖を入れて、ぐつぐつしたら、酢を大鍋にさああーといれます。
すると、美しい赤紫色が大鍋の中に広がっていきます。
その色の変化が楽しくて、がんばってぐつぐつするのですが、大鍋の前に立つと、自分が魔女になったみたいでうれしいのです。
出来上がった赤しそジュースは、家じゅうのボトルに詰めて冷蔵します。
私の家は、今は、知的障害の生活介護に通う53歳の長女と、78歳の私の二人暮らしです。
知的障害のある長女が夏になると、
「ああ、しそじゅーすがのみたい。」と言います。
私も、長女もしそジュースが大好きです。
で、どうやって飲むかと言えば、
長女と二人で、
「ひとつでふたつでみつやさいだー。」と歌いながら、赤しそジュースを三ツ矢サイダーでわって飲むのです。
小学生のころから成人するまで、長女は武蔵野YMCAのあおぞらの会に参加していました。
あおぞらの会は、自閉症などの障害のある子どもたちが、ボランティアの人たちと一緒に、野外活動をしていました。
三鷹の駅の前に集合して、国木田独歩の碑の隣で、旗揚げをして、解散の時には旗を降ろします。
そして、リーダーが「チクサクするよ」と言うと、みんな丸くなって集まって
「チクサク チクサク ホイホイホイ チクサク チクサク ホイホイホイ」と訳の分からない言葉を唱えます。
その言葉で、ウキウキ、野外活動がスタートします。
天候不良の時は、雨プロに変更になり科学博物館などの屋根のある所へ行きます。
毎月のお出かけ行事は、江ノ島や高尾山など東京近郊、5月の連休と夏休みには、山中湖での三泊四日のキャンプがありました。
そのキャンプの三泊四日が、母親にとっての休息のひと時となるのでした。
いまでいえば、レスパイトケアということになります。
あおぞらの会では、よく知っている歌や、よく知らない歌や、手遊びなどをを教えてもらっていました。
その中でも、長女が好きだったのが、「三ツ矢サイダーの手遊び」でした。
一つ。二つ。三ツ矢サイダー。
と指を一本、二本。三本と出していくというわかりやすい手遊びです。
そしてなんといっても、大瀧詠一さんのCMソングが大流行りしていたこともあって、当時の子供はみんなサイダーの歌を知っていました。
そして、私が「はっぴいえんど」からの大瀧さん推しだったもので、我が家ではいつも、大瀧さんの曲が流れていました。
そういうわけで、53歳になった今も、長女は
「ひとつでふたつでみつやさいだー。」と歌っています。
あおぞらの会は、療育とか放課後デイサービスとかレスパイトケアとか、何もなかった時代に、障害児の親の心のよりどころとなり、障害のある子どもたちの休日の楽しい活動の場でありました。
三ツ矢サイダーを飲むたびに、あおぞらの会のことを思い出します。
それにしても、あおぞらの会で覚えたけれど、意味不明のこの歌はなんなのいでしょう。
「シーシ シーシ デダデューダ アカダカデュー バナナー バナナー」
いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ、サポートお願いします。老障介護の活動費、障害学の研究費に使わせていただきます。