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先に進まなくちゃ、もうそんな頃よ。

知的障害の生活介護に通う長女ほかろんは、今年に入ってから、躁転し、薬の調整をしながら、なんとかかんとか過ごしてきました。
ほかろんは昨日からショートステイに行ってます。
なので、今日の朝はゆったりです。
起きたらあまりにも、寒いので、お風呂に入りました。
自分が入りたい時間にお風呂に入ることが出来るのは、なんて心地いいのでしょうか。

一人で静かな時間を過ごしていたら、ほかろんにかき回され、振り回されていた頭の中がクリーンになってきました。
そしてひらめきました。
「これが、77歳の暮らしだ!」
年相応の暮らし。
これは贅沢ではなくて、当たり前のことです。

今までの暮らしは、無理に無理を重ねて、疲れ切っていても、元気なふりをして、自分をだましていたのではないだろうかと。
77歳というのは事実で、どんなに頑張っても、40代のころのようには、動けません。
それをしっかり認めましょう。

今日みたいに、一人でゆっくりできる日々を増やしていかないと、今に倒れてしまうでしょう。
昨日は、ほかろんの主治医の先生とも話す機会があり、そろそろ、ほかろんの生活の場を考えないとね、と思いました。
先生は、「急にお母さんが死んでしまったりすると、かわいそうですからね。そういう人がいましたよ。」とお話ししてくださいました。
とても穏やかに、話してくださったので、心に響きました。

今年は、そういう頃です。
ショートステイ先をもう少し増やしてみる。
お泊りのお試しをいくつかしてみる。
ずっと以前に、グループホームに入ったけれど、階段が不安だと言って戻ってきたほかろんですが、今は状況も変わってきているし、事業所も増えてきているので、計画相談事業所を頼ったり、ホームページを見ながら、情報を集めて行きましょう。

52年間、本当によくほかろんをケアしてきました。
自分自身、よくやってきたと思います。
後悔することは何もありません。
本当によく育ててきました。

今までは、何をするのも、ほかろんが優先でした。
でも、もういいでしょう。
これからは、「わたし」を大切に生きて行きましょう。
私の人生の片隅に隠していた、「わたし」で生きて行っていい頃です。
死ぬまでにしたいことは、十も百も千もあります。
少し欲張ってもいいかと思います。

ほかろんの周囲の方々に助けていただきながら、
「わたし」で生きていける生活を目指していきましょう。

いつ死んでもいいわという年齢です。
明日かもしれないし、10年後かもしれない。
死ぬときは、「わたし」で死んでいくのでしょう。

ほかろんがふと漏らした言葉があります。
「ショートステイいきたい。ひとりになりたい。」
ほかろんも、そんな頃のようです。

急がず、あせらず、たんたんと進めていきましょう。
ほかろんには内緒です。

grace 藤井風

ヘッダーは
「死ぬまでにしたい10のこと」  イザベル・コイシェ監督 2003年
  同監督の「あなたになら言える秘密のこと」もいいです。

私の名前は少し変わっていて、一回で読めることが出来る人はほぼいません。でも、漢字で書くとすごくいいのです。
漢字を英語に訳すと、
grace forever child
となります。
これからは、名前に負けない人生になりますように。


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