ヤスミンのプレイトレーラーを見て、格ゲーの揺らぎを考えた
2026年6月18日の朝8時に、『ストリートファイター6』のヤスミンのプレイトレーラーが配信された。
新キャラのプレイトレーラーは、性能がまだ固まりきって見えない時期が一番面白い。何が強いのか。どの技を軸に戦うのか。自分が使えるキャラなのか。まだ分からないから見てしまう。
ヤスミンは、カランビットナイフを使うスピード系のファイターに見えた。動きは速い。モーションもいい。「ダロイ・ン・トゥビグ」から「アロン」に派生し、「アロン」がヒットすると「バヤニ・モード」になるらしい。
技名はたぶん覚えられない。ただ、仕組みは分かる。技を当てると強化状態になる。バヤニ・モードでは、カランビットナイフが青く光る。対戦中に細かい技名を思い出す余裕はないので、画面を見て強化状態だと判断できるのは実用的だ。
プレイトレーラーを見る限り、ヤスミンにはかっこよさと可愛さがある。性能が強ければ、かなり使われるキャラになると思う。
ヤスミンは、2026年6月26日から28日に開催されるEvo Las Vegasで先行試遊される予定になっている。Evo Las Vegasの『ストリートファイター6』部門は、エントリー数が2414人らしい。昨年から1800人ほど減っているという話も見た。
自分は大会に出る予定がない。それでも、ラスベガスまで行ってスト6の大会に出る負担は大きいと想像できる。渡航費、宿泊費、現地での移動、時差、緊張。勝てるかどうか以前に、そこへ行く判断だけでかなり重い。
大会に出る人には、それぞれ理由があるのだと思う。現地でしか得られない経験もあるし、大きな大会で結果を残すことには、ランクマとは違う意味がある。ただ、自分にはその重さを引き受ける気力はない。だから観戦側にいる。
スト6は、噛み合えば格上にも勝てることがある。読み合い、ドライブインパクト、投げ、無敵技、バーンアウト、最後の一回の判断。試合の中には、短い時間で勝敗がひっくり返る要素がある。
これを運ゲーだと感じる場面はある。ただ、実力差があると絶対に勝てないゲームは、遊ぶ側としてはかなり厳しい。勝てる可能性がゼロなら、続ける理由が減る。格上にも勝てる可能性があるから、自分でも続けられる。
プロシーンでは、その揺らぎが厳しさになる。勝って当然の相手に一本取られる。読まれていない無敵技が通る。最後の投げ抜けで崩れる。見る側としては、その揺らぎが試合を面白くする。
6月はFIFAワールドカップもある。時間帯が被ったら、たぶんサッカーを見る。サッカーは見るのが楽しい。でも、自分でやろうとは思わない。スポーツは実力差が出やすい。身体能力、経験、チーム練習の差がそのまま結果に出る。
格ゲーにも実力差はある。それでも、家で起動して、キャラを触って、ランクマに入れる。自分の手元だけで完結する。だから続いている。
ヤスミンと同時に全体調整も入るらしい。まだ時間はある。今は、性能を決めつけずにプレイトレーラーを見ている段階だ。
この時期の新キャラは、強いか弱いかより先に、触ってみたいと思えるかが大きい。ヤスミンは触ってみたい。
