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「このまま今の働き方でいい?」と思った教員のみなさまへ

これからの働き方を考える前に、まず自分の立ち位置を整理する

はじめに

「このまま今の働き方を続けていいのだろうか」

職員室で一人、そんなことをぼんやり考えたことがある人は、きっと私だけではないはずです。

教員という仕事には、大きな魅力があります。生徒の成長に関われること。自分の経験や知識を次の世代へ渡せること。今日の一言が、誰かの何年か先を変えてしまうことすらあること。これは、他の仕事ではなかなか味わえないやりがいです。

その一方で、長く働いていると、いろいろな変化がやってきます。担任として生徒と向き合い続けるのか。主任や管理職として組織に関わるのか。家族との時間をどう確保するか。将来のお金は本当に大丈夫なのか。そして、定年後、自分は何をしていたいのか。

こうした悩みは、実はバラバラの問題ではありません。働き方を考えることは、人生全体を考えることです。だからこそ、いきなり答えを出そうとしなくていい。

「転職するべきか」
「管理職を目指すべきか」
「投資を始めるべきか」

その前に、やっておきたいことがあります。今の自分が、どこに立っているのかを整理することです。現在地が違えば、同じ教員でも考えるべきことは変わります。20代と50代では違う。担任を続けたい人と管理職を目指す人でも違う。家族との時間を優先したい人と、もう一度仕事に挑戦したい人でも違う。だから、まず現在地を確認します。



このワークについて

このワークは、人生の答えを決めるためのものではありません。「こうするべき」という正解を示すものでもありません。自分がどんな状況にいて、何を大切にしていて、これから何を考える必要があるのか。それを整理するためのものです。

今回のテーマは、「教員としての現在地確認」。5つの問いを通して、自分自身を見つめ直してみてください。すべてに明確な答えを出す必要はありません。むしろ、

「自分は、ここを考えていなかったな」
と気づくことにも意味があります。



問い① あなたは今、教員人生のどの地点にいますか?

まず確認したいのは、年齢だけではありません。同じ40代の教員でも、若手を支える立場になった人、管理職を考え始めた人、授業や専門性をもっと深めたい人、働き方そのものを見直したい人では、考えるべきことがまったく違います。

専任教員、非常勤講師、契約・期限付き教員、育児休業中、休職中。今の状況によっても、見えている選択肢は変わってきます。たとえば休職中の方であれば、「いつ復帰するか」だけでなく、「どんな働き方なら長く続けられるか」を考える機会にもなるはずです。

ここで見ておきたいのは、今の勤務状況、教員経験年数、今の立場、そして今の働き方への満足度、この4つです。

教員という仕事は、どうしても「今の役割」だけで自分を判断してしまいがちです。

「今は担任だから、担任として頑張るしかない」

「非常勤だから、キャリアとは関係ない」

「休職しているから、前に進めていない」

そんなふうに思ってしまうことはありませんか。でも、ライフプランを考えるうえで大切なのは、今の肩書きだけではありません。これまで何を経験し、何を大切にしてきたか。ここも、これからを考えるための重要な材料です。担任経験も、非常勤として磨いてきた専門性も、休職期間に自分自身と向き合った時間も、すべてがこれからを考える材料になります。

現在地が整理できれば、

「今の自分は、何を考えるべきなのか」

が見えてきます。キャリアを考える段階なのか。働き方を見直す段階なのか。お金や家族とのバランスを考える段階なのか。現在地を知らないまま、次の一歩を決めることはできません。

そして、現在地が見えたら、もう一つ整理しておきたいことがあります。

「これまでの自分は、何を積み上げてきたのか」

です。教員として何年働いてきたかだけではありません。その中で、何を経験し、何ができるようになったのか。次の問いでは、教員として経験してきた仕事や校務分掌を、単なる「学校の仕事」ではなく、自分自身が積み上げてきたものとして整理していきます。

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