「55歳の壁」①:50代からの仕事探しはシビアだった
私は今年で50代が終わります。
パートとして働きながら、この10年を振り返って思うのは、50代の山は55歳だということです。
それまでは、まだ色々な可能性がありました。
雇ってもらえるし、やりがいのある仕事を任されることもあれば、
戦力として働くことも出来ます。
ところが、55歳を過ぎた頃から、状況が変わりました。
応募しても返事が来ない。
面接に行っても落とされる。
会社でも55歳を過ぎると「役職定年」と言われますが、
パート・アルバイトの世界でも、どうやら同じことが起こっているようです。

私は、55歳まで、洋服や家具の販売の仕事をしていました。
ところが、その後は、なかなか仕事が見つからなくて。
コロナの影響でセルフの導入が進んだせいなのか。
当時は関東に住んでいたのですが、シニアの定番だったコンビニの求人もほとんどなし。
55歳を過ぎてからのバイトは厳しい
実際、55歳からの仕事は転職の連続でした。
せっかく雇ってもらっても、長くは続きません。
人間関係よりもツラかったのは、
やりたい仕事が回ってこないこと。
若い人たちの口コミでは、
「パートなのに社員と同じ仕事を任される」
「責任が重すぎる」
といった声が多いですが、
55歳を過ぎた私の感想は、全く逆です。
「責任ある仕事を任せてもらえない」
「肉体労働や雑用がメイン」
売り場をレイアウトしたいと思っても、
接客をやりたいと思っても、そういう仕事は任されません。
頼まれるのは、
・清掃
・片付け
・商品の品出し
雇う側が55歳以上に求めているのは、
「誰もやりたがらない仕事をやってくれること」なのでしょうか?

しかも不思議なのは、職場の年齢層。
私が働いた職場は、ほとんどが50代。
30代、40代はほとんどいませんでした。
どの職場もだいたい同じで、社員だけがやたらと若く、
上司が20代や30代は当たり前。
ほぼ、自分の子供と同じ年齢ですね。
考えてみると、
今の30代、40代は、育休が取れて働き続けることができます。
しかし、
50代はまだ、女性が仕事を続けられる環境が整っていなかった世代。
しかも今後は、定年を迎えた60代の男性が入ってきます。
驚いたのは、本屋やリサイクルショップではすでに、大企業を定年退職した男性が次々と契約社員として働いていることです。
65歳を過ぎてもまだ働きたい人が増えれば、「やりがい」のある仕事を得るのはさらに難しくなります。
なぜ、働きたいと思うのか
そもそも、シニアが働く理由は、何なのか。
生活に困っている人ばかりではないでしょう。
私もそうです。
お金に余裕が欲しい、くらいのことです。
それなのに、キツい思いをしてまで働き続けるのはなぜか。
それは、「暇だから」。
家に居てもやることがない。
後は、社会に必要とされたい。
あなたの役目は終わりって、それが虚しいんです。
まだ、できることはあるはず。
noteを始める理由とほぼ同じかもしれません。
「私はここに居るよ」って。
そう思える場所が、家の外にも欲しいんです。

それで、結局、行きついた先が倉庫バイトです。
扱うものが綺麗だし、重たいものもありません。
ネットで注文された商品を集めて箱に詰めるだけ。
ただ、真冬の倉庫は本当に寒くて。
エアコンがついているのに、つけてもらえません。
休憩室だけは日差しが入るので、そこで暖をとりながら体を温めて。
今の日本にそんな労働環境があるなんて、信じられませんよね。
でも、そのおかげで、本気で考えることが出来ました。
何とかせにゃあいかん
やりがいを求めるなら、このままパートでは難しい。
フルタイムで働かなければ、やりたいこともさせてもらえない。
だったら、一から新しいことを学ぶのではなく、
「これまでの経験でできる仕事を探そう」
人生そのものをキャリアとして評価してもらえる仕事です。
ということで、
得意なことを活かして
何か資格が取れないか。
それがきっかけで、私の挑戦はスタートしました。
(詳しい話はコチラの記事でも読めます)
(つづく)
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