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きみが離れていっちゃうとき。


5日目の勤務終了。
今日はすごく元気だ。
週5勤務でも、連休がほとんどない代わりに、5連勤もめったにない。平日勤務の人の金曜の夜の気分ってこんな感じか!と今さらながら思う。花金。


家に帰ってすぐ散歩に出る。今週はほとんど歩けていない。山の向こうに日が沈むのは、最近では5時半すぎ、だから急がないといけないのだ。
午前中は雨だった。雲が多いけど、空気は澄んでいる。虫の大合唱、耳を澄ましたら4種類くらいは聞き分けられる。とんぼがびゅんびゅん飛んでいる、ぶつかりそうだし。

ほら、やっぱり。
歩いても歩いても、田んぼ沿いにはあちこちにニラの花が咲いている。白くふわふわ揺れている。葉っぱをちぎってみると、あのニラの香り。そう、食欲をそそられる…


折り返し地点は、大きな川にぶつかることろ。
道を渡ってしばらく川の流れを眺めるのが好き。今日は雨のせいで流れも早く、水量も多い。でももう澄んでいる。
見下ろして驚く。土手の斜面にもニラの花!じゅうたんみたいに一面に。ふわふわした薄い紫の花も混ざっている。秋の花たちは、色も姿もやさしくて好きだ、と毎年思う。
スマホも持たないので、写真は撮らないし、調べようもないけれど。でも、この時間はそれでいい。


向こうから柴犬がやってくる。
かわいい、かわいい、というニヤニヤした気持ちを抑えつつ近づく。すれ違うとき、その柴犬が私に寄ってきて、飼い主さんが、こら、と言う。
私、柴犬が大好きなんです、と思わず話すと、
だからかぁ、と飼い主さんが言う。うれしいな、好きだって分かってくれたんだ。


私が好きなのを知ってて、時々次男が犬の真似をして擦り寄ってくる。
そうだねぇ、君が側からいよいよ離れていっちゃうと、やっぱりわんこを飼いたくなっちゃうだろうな。


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