【読書記録】いい子のあくび
公私共にわたしは「いい子」。人よりもすこし先に気付くタイプ。わざとやってるんじゃなくて、いいことも、にこにこしちゃうのも、しちゃうから、しちゃうだけ。でも、歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?
「割りに合わなさ」を訴える女性を描いた表題作。
主人公は人より先に気付く「いい子」。
子どもの頃はそれで大人に褒められていたけど、大人になるとそれが逆効果になって都合よく使われたり、ストレスを感じたりしている。
だから自分を守るための行動をこっそりやっている。
なかなか衝撃的な始まり方で、読み始めから一気に目が離せなくなった。
心の中のダークな部分が汚い言葉でしっかり書かれていて、自分が発することが出来なかったダークな感情を代わりに言ってくれてるような感覚になってストレートに響く。
日常で感じるモヤモヤを題材にしているので、お話も頭にすっと入ってきてどんどん読み進めた。
歩きスマホにイラッとすることはたまにある。
歩く速度が一定じゃないし、真っ直ぐ歩かないし。
駅の階段でもスマホ見ながら降りてる人が居て、追い越そうかと思った瞬間にスマホをしまって急に速度あげられたりするとイラッ(笑)
階段を降りる20~30秒くらい鞄にしまえないものか・・・。
「いい子のあくび」の他に短編小説が2話収録。
題名や表紙カバーのふんわりした感じとお話のギャップが良かった。
