鳥取市周辺いいとこ探しの旅2 倉吉周辺編
2日目の朝です。おはようございます。
今日は、鳥取市から西側にあるまち、北栄町、倉吉市、湯梨浜町に行ってみました。
コナン君のまち
はじめにやってきたのは、鳥取駅からJR山陰本線に乗って約1時間のところにある由良駅です。
この由良駅、別名があり、それは「名探偵コナン」駅。

由良駅のある北栄町は、名探偵コナンの作者青山剛昌先生の出身地なので、いたるところがコナン君です。
とりあえず、青山剛昌ふるさと記念館に向かいます。
由良駅から、記念館までの約1.4kmはコナン通りと名付けられていて、キャラクターのオブジェやレリーフを歩きながら見ることができます。


名探偵コナンは、アニメがはじまったばかりくらいのころはまだ”人気のある流行りの漫画”だったイメージです。私は少年探偵団が事件を解決する話が大好きでした。
でも、いつのまにか”国民的漫画”になったのですね。
キャラクター同士の関係性が変化しているし、新キャラも増えているのに、30年を超えても古びずに大人気の作品ってなかなかないように思います。
青山先生は天才です。ちなみに私は、青山先生のもう一方の代表作「YAIBA」もかなり好きでした。

青山剛昌ふるさと記念館に着きました。3連休の半ばだったこともあり、めちゃくちゃ大人気。9時半の開館前には行列ができていました。
中は小さめなので、1時間もあれば十分楽しめそうです(ファンの方はもちろんもっとかかるでしょう)。
目を引いたのは、青山先生のインタビュー映像でした(以下、引用がありますが、言葉じりが違っていたらごめんなさい)。
魅力的なキャラクターを作るコツを聞かれていた先生は、「シルエットだけで、どのキャラクターか分かるような特徴を作ること」と答えていました。
確かに、コナン君も、蘭ちゃんも、ヤイバも、シルエットだけでどのキャラクターが分かるような髪型をしています。
また、「漫画は自分を表現できる最高の手段」ともコメントされていたのも心に残りました。
先生の内側には面白い、不思議だ、ドキドキする、といったアイデアが本当にたくさんあって、それが漫画を通して外に現れているのかな。
私も一時期漫画家になりたいと思っていた時期があるので、自分の内側にあるものを漫画で出したいという気持ちは、少し分かる気がします。
記念館は2027年の春に、別の場所にリニューアルオープンするらしいので、また改めて行ってみたいです。
倉吉といえば赤瓦・白壁
青山剛昌ふるさと記念館からバスに30分ほど乗って、本日の次なる目的地、倉吉市にある赤瓦・白壁エリアに向かいます。
倉吉は、室町時代は打吹城の城下町として栄えてきました。
江戸時代になると、一国一城令のもと、鳥取藩伯耆(ほうき)国の城は米子城のみ認められたので、打吹城は廃城となります。

手前の打吹小学校があるところに陣屋が置かれていました。
しかし、打吹城のあった山のふもとに陣屋が建てられ、陣屋町・商業の町として発展していくことになります。
今も、江戸時代後期から明治時代の面影が残る趣のある場所となっています。倉吉の建物の特徴は、赤の瓦、漆喰が上部に塗られた壁、そして壁の下側が焼杉になっていることです。

赤瓦はとても丈夫で、一年で気候の変化の大きい鳥取のような場所でも長くもちます。

漆喰と焼杉は、火事に強いからだそうです。機能美を体現する街並みですね。
倉吉は、曲亭馬琴の長編小説『南総里見八犬伝』ゆかりの地でもあります。安房(千葉県房総半島の南端にあった国)里見家のお姫様・伏姫の霊玉を持つ、名前に犬の字が入る8人の剣士・八犬士が、里見家復興のために奮闘する物語です。
実際の歴史をちょっと振り返ってみましょう。1614年、安房国立山藩の里見忠義は、伯耆国倉吉に転封しなくてはならなくなりました。しかし、倉吉にも住むことが許されなくなり、郊外に追いやられ、1622年に忠義は29歳の若さで亡くなります。その後、8人の近臣が忠義の後を追って殉死します。
忠義と8人の近臣は、白壁エリアにほど近い大岳院に葬られました。いまもお墓が残っています。
全ての家臣の法名に「賢」が入れられたことから、「八賢士」と呼ばれ、これが八犬士のアイデアに繋がったと考えられています。

さて、いろいろ見てお腹も空いてきました。倉吉はレトロなカフェや食事処もたくさんあります。私は倉吉名物の打吹公園だんごを食べに行きました。

このおだんご、驚くほどおいしかったです。ちょこっと中に小さなやわらかいお餅が入っていて、それが外側のあんこと口の中でコラボするちょうどいい柔らかさになっています。倉吉名物なのが頷けます。
倉吉からは、三朝(みささ)温泉も近いです。世界屈指の放射能泉で、病気に効くということで、多くの人が治療に訪れるとのこと。今回は行けませんでしたが、次は絶対行きたい!
東郷湖をぐるり
倉吉の白壁エリアから再びバスに揺られること30分、湯梨浜町にあるはわい温泉にやってきました。はわい温泉は東郷湖の西岸にあります。

合併前、はわい温泉のある場所は羽合町と呼ばれていたのでこの名前が付いたそうです。奇しくもあのハワイと同じ呼び名になるとは、トロピカルな感じがして素敵ですね。
はわい温泉の観光案内所でレンタサイクルをして、東郷湖の12kmの外周をほぼ一周し、JR松崎駅を目指します。
10分走ってすぐお昼休憩、本日はカレーをいただきます。鳥取県はカレールーの消費量が日本一のカレー王国です。1人年間2キロ弱のカレールーを消費するとか。私の家のカレールーを見ると一皿あたりのルーの重さは17.5gなので、これを元に計算すると一年におおよそ110皿鳥取県民はカレーを食べていることになります。3日に一回くらいはカレーを食べている…さすがです。
ちなみに日本人のカレールーの平均消費量は年に1.5kgらしいので、年に80皿は食べている計算です。そもそも日本の国土に住む者たちはカレーが好きなんだぜ…。

東郷湖を見ながらのサイクリングは最高です。ときどき町の人とお話ししたりのんびり進みます。
少し湖からは離れるけれど、ハワイ海水浴場に行くのもおすすめです。ハワイの海に行った、と胸を張って言いましょう。

松崎駅に近づいてくるとお店も増えてきます。

『汽水空港』という本屋さんに立ち寄りました。この本を読んだら、自分の人生に何かの要素がプラスされるかも、と思えるような本がたくさんありました。こちらのお店のご主人は農業もしながら本屋も営んでいるそうです。珈琲も提供しているので、時間があったらのんびりできる場所だと思いました。
ちゃりちゃりちゃり…と、はわい温泉から時計回りに1時間も走れば松崎駅に到着です。駅近くの総合相談センターどれみで自転車を返却します。
一周東郷湖をまわったら、『トゴイチ』チャレンジャーとして、湖のまわりのお店から、ちょっこりとサービスを受けられたりするようです。お時間のある方はぜひ一周めぐってみてはいかがでしょう。
きたぜ、最強温泉
松崎駅に来た理由、それは温泉です。松崎駅近くに、超しぶい場所があると聞いていました。
『寿湯』です。
いざ行かん。

この細すぎる路地を入っていきます。

外観もいい感じにしぶいです。

中も浴槽一つにシャワーなし。完璧です。
私の前に入っていた人がお水を出してくれたそうで、温度がちょうど良くなっていて最高です。ちょっぴり塩の味がする温泉です。
こちらの寿湯は表にある床屋さんが管理されていらっしゃいます。東郷温泉の一つで、泉質は塩化物・硫酸塩泉。少し硫黄の匂いがします。はわい温泉と同じく、湖底からお湯が沸いているそうです。
いや〜寿湯、本当に最高でした。雰囲気がもう、なかなかない渋さです。そしてちょうどよい静かさで、とてものんびり浸かることができます。勝手に日本温泉遺産に認定です。
最後にたまごを買って、駅近くの足湯に入りながら温泉たまごを作ります。

温泉で、温泉たまごやゆで野菜を作るのはとても楽しい。いつ温泉の調理場に出会ってもいいように、ネットを常にカバンに忍ばせておこうと心に誓いました。
楽しかった2日目もそろそろ終わりです。松崎駅から鳥取市内まで電車で帰ります。今日もお宿はしゃん亭にお世話になります。宿泊者は私だけだったので、ご主人の怜佳さんとゆっくりお話しして過ごします。
明日は怜佳さんと青谷上寺地遺跡や宝木温泉をめぐることになりました。ワクワク。それではまた明日。
