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ワンダーランド オブ カーバンクル

コンパイル社の「ワンダーランド オブ カーバンクル」というゲームが、プロジェクトEGGにて配信されています。

このゲームはディスクステーション#25に掲載された、MSX2用のシューティングゲームです。

1991年。もう35年前の作品です。

当時、僕はコンパイルでゲームプログラマーをしていて、この作品の企画とプログラムを担当しました。

プレイ動画がYouTubeにありましたので、いろいろ懐かしいなと思いながら見ました。

クレジットには、「CHICAGO」という名前が記載されていました。

そうでした。これは当時、よく聴いていたアメリカのロックバンド「Chicago」が由来です。他のプロジェクトでは「市俄古」と漢字で表記することもありました。

ゲームの内容ですが、当時僕がハマっていた羽根モノと呼ばれるパチンコをモチーフにしています。

その結果、途中で飛んでくるコウノトリに卵を投げ入れたら扉が開く、という、だいぶ個性的なゲームになっています。

あと、MSX2には少しだけ左右(上下もだったかな?)の表示位置をずらす機能があって、それを使って画面をぐらぐら振動させていた事がありました。

嵐とか、そういった荒れた天候を表現したかったのだと思います。
ただ、ずっと見てると酔うので、最終的にはカットした気がします。

BGMには、ミニゲームなのにゴージャスな曲が使われています。

サウンド課の主任の方には、

「良い曲を作ってもらったねー。」

と言われました。

社長の仁井谷さんからは、こんなアドバイスを受けました。

「自機より弾の方が速かったらダメ。」

もちろん例外はあるのでしょうが、含蓄のある言葉でした。

あと、正式なタイトルは、「ワンダーランド オブ カーバンクル」なんですね。

でもタイトル画面を見ると「ワンダランド オブ カーバンクル」となっています。

そして僕の記憶の中では「カーバンクル・ワンダーランド」なんです。

細かい事は、もう良いですね。

この時、僕が何を考えながらこのゲームを作っていたのか、ほとんど覚えていません。

プレイ動画を見て、「あー、こんなことやってたんだ」というぐらいの感じ。

これが入社2年目の夏頃。

「ワンダーランド オブ カーバンクル」は、この後に訪れるコンパイルでの濃密な日々の、少し前に作った小さなゲームでした。


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