免疫細胞が暴走している!?
免疫細胞たちが互いに連絡を取り合う際に、「サイトカイン」という物質が作られます。
サイトカインには、
・免疫細胞を活性化させる
・免疫細胞を呼び寄せる
・感染した細胞に炎症を起こし、血流を増やして免疫細胞を集める
などの働きがあります。
しかし、ここで注意が必要なのは、サイトカインの放出が増えすぎると、免疫細胞が活性化しすぎて暴走したり、細胞の炎症が過剰になってしまうことです。
暴走したB細胞やキラーT細胞は、ウイルスめがけて過剰に攻撃を繰り返すことで、自らの細胞を傷つけ、必要以上の抗体を作り出していきます。
身体を蝕んでいるのがウイルスではなく自分たちであることに気付かず、攻撃を続けてしまうのです。
このような免疫細胞の暴走は「サイトカインストーム」と呼ばれています。
実は新型コロナ感染症で重症化する人の多くは、サイトカインストームを引き起こしていたのです。
その証拠に、重症患者からは、B細胞が作り出した抗体が多く見つかっているのです。
