人間は、1日におよそ2万リットルの空気を吸い込んでいる!

成人は、1日におよそ2万㍑の空気を吸い込んでいます。

重さにして20㌔以上です。

空気の中には、埃やすす、カビといった粒子の大きなものから、細菌やウイルスなどの小さな病原体まで、体に有害な物質が含まれています。

これらは普通に生活しているだけで口や鼻から入り、気管に到達します。

直径3~5㎛未満の極めて小さな粒子だけ肺の奥に侵入することができます。

新型コロナウイルスは0.05~0.2㎛の大きさなので、肺の奥まで到達することができるのです。

しかし、健康な人の呼吸器には侵入者から体を守る防御システムが備わっています。

綿毛という筋肉でできた突起が高速で動いてガードする綿毛運動です。

綿毛は1分間に1000回を超える速さで動いており、気管内部を覆っている粘膜層を動かします。

この働きによって、ウイルスなどの病原体が侵入してきても、粘膜層が捕獲し、捕らえられた病原体は咳とともに口に戻され、食道に飲み込まれる仕組みがあります。

仮に、肺胞までウイルスが到達したとしても、肺胞の表面には肺胞マクロファージという免疫細胞が待機しています。

肺胞マクロファージは病原体を殺傷して消化してくれる頼もしい免疫細胞。

また、もし肺が深刻な危険にさらされても、肺には血液中を巡回している別の免疫細胞を呼び寄せ、徒党を組んで病原体を撃退してくれる免疫システムもあります。

このような肺の免疫システムを正常に維持するには、全身の免疫力を高めることはもちろんのこと、肺そのものの健康を維持することが大切です。

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