見出し画像

日本人はつめたいのでしょうか

日本人は冷たいのか、ということについての記事を読みました。とても興味深い記事でした。ただ、文化が違うだけだという見方も紹介されています。

わたしの経験をお話しします。10年ほど前日本で、高いヒールを履いた若い女性が派手に転んだのを見て、咄嗟に「大丈夫ですか?」と走り寄って手を貸そうとしました。そうしたら、その女性はわたしの方を見もしないで無言で走って逃げていきました。どう見ても普通のオバサンなのに。(いや、一時帰国するたびに家族や友人から、「何か日本人と違う」と言われるので、何かがおかしかったのかもしれないです)

その女性はすくっと立ち上がって走り去ることができたから、骨折などはなかったようでよかったです。そのことを妹に話したら、「とんでもなく恥ずかしかったんじゃないの?」と言われました。そうかもしれませんが、手助けしようとしても無視されたのにはちょっと驚きました。助けられる方も慣れていないのかなと思いました。

また、別の時には、大学の近くの横断歩道で信号が青になるのを待っていたら、道路の反対側の歩道で自転車に乗った大学生らしき男性が派手に転んでいました。大きい交差点だったので、車も多くわたしはすぐあちら側に走って行けもせず、「誰か助けてあげて!」と思っていました。そうしたら、周りにいた人たちは、なんとその転んだ男性から距離を置いて、何事もなかったのように丸く避けて歩いていくのです。この男性も自分で立ち上がってまた自転車に乗って何事もなかったように去っていきました。

やっと信号が青になり、その人が転んだ方へ行きましたが、地面のコンクリートに自転車が擦れた跡が残っていたきりでした。日本ではこれが普通なのかと、また妹に尋ねたら「私も男の人なら声はかけないかな…。酔っ払いだったら嫌だし」と。冷たいなと思いましたが、日本には日本の事情があるのでしょう。

カナダでわたしも一回自転車で派手に転びました。それも、車道の端っこで歩道のすぐ横を走っていたのですが、地面に段差があり、こともあろうか車道側へバターンと転んだのです。交通量も多かったのですが、車に轢かれもせず無事でした。その時のことはスローモーションのように覚えています。「うわあー、やばい車道側に倒れ始めてる。倒れた。ありゃ、まじで転んだ。車に轢かれるかも。うわー、こんなにあっさりと死んじゃうのか、〇〇(夫の名前)、ごめんね」などと思っていたのをはっきりと覚えています。転んでからは記憶が曖昧で、その時めずらしく歩道を歩いていたカップルがいて、その人達が「Are you all right??」と駆け寄ってきてわたしを歩道に引っ張り上げてくれたことは覚えていますが、その後はぼんやりとした記憶しかありません。自転車も歩道に移動してくれ、自転車は壊れてないか骨は折れていないかなど確認してくれて、わたしもやっと正気を取り戻し丁寧にお礼を言い、職場へ向かいました。職場に着いたら肘からたくさん血が出ていたので、同僚が驚いて救急箱を持ってきてくれました。こちらでは、誰かがすぐ助けてくれます。