noteのSEOはどうやるの?に答えます|投稿してすぐ1位が取れる本当の理由|noteという下駄を履いた先で、差がつく唯一のポイント
noteで発信しているからなのか、最近は、
「noteのSEOはどうやるの?」
とか
「noteの記事が検索結果の上位を獲得するには?」
などのご質問をよくいただきます。
結構な頻度で、同じことを繰り返しているので、SEOの基本的な部分も含め、それを説明していきたいと思います。
📝 この記事でわかること
・noteの記事が検索で上位を取れる、本当の理由
・URLの三要素(ドメイン・サブドメイン・サブディレクトリ)の違い
・検索エンジンの評価がどこまで伝わるのかという継承ルール
・公開直後は上位だったのに、いつのまにか落ちてしまう仕組み
・noteでは使えない対策と、noteだからこそ強く出る対策
同じnoteなのに、なぜここまで差がつくのか
noteを色々みると、
「noteに投稿したら、検索で1位が取れた」
をどこかで見かけたことがあると思います。
その一方で、毎日のように書いているのに、検索からは誰も来ない、という方もいらっしゃいます。
同じnoteを使っているのに、なぜ、ここまで差がつくのか。
実は、この差は、noteの中の書き方だけでは説明がつきません。
noteの外側にある仕組み=URLと検索エンジンの評価の話、を知らないと、ずっと「なんとなく書く」という状況から抜け出せません。
少し遠回りに見えるかもしれませんが、まずはそこから説明していきます。
その前に、大前提となる共通認識ですが、
検索結果の上位を獲得できている状態というのは、
検索エンジンから高く評価される状態
であり、このような状態を、ドメインパワーが高い、とも言いますので、
ドメインパワー=検索エンジンの評価
という風に覚えておきましょう。
この評価は、記事ごとにではなく、ドメインごとに溜まっていきます。
これは非常に重要な考え方になってくるので、覚えておきましょう。
では、検索エンジンの評価を上げるにはどうすればいいのか、すなわち、ドメインパワーをどうやって上げるのかについて、一番基本のところから説明していきます。
URLに関する知識のおさらい
まず、最初に、「そもそもドメインとは?」というところから、インターネットのアドレスとも呼ばれるURLの形式に関する知識のおさらいです。
を例に説明していきます。
https:// の部分は話がややこしくなりますので、省略しますね。
このURLは、次の三要素に分解できます。

サブドメイン.ドメイン/サブディレクトリ/
・ドメイン → ABCD.com
・サブドメイン → aaaa.ABCD.com
・サブディレクトリ → ABCD.com/xyz/
ここでは、
・ドメイン
・サブドメイン
・サブディレクトリ
この3つの要素をしっかり理解しておきましょう。
ドメイン
「何々ドットコム」の部分はドメインです。
ドットコム以外に、ドットネットとか、.co.jp など、いろいろありますが、その直前にある文字列を含め、これらがドメインであるという風に覚えておきましょう。
サブディレクトリ
そのドメインの下(後ろ)に / がついて、そのあとにまた文字列が続いているなら、それがサブディレクトリです。
厳密には異なる概念ですが、サブディレクトリは、サブフォルダとかサブカテゴリーという風に覚える人もいます。
要は、そのようなイメージです。
サブドメイン
ドメインの前にまた何かの文字列があり、それを .(ドット)でドメインと繋がっていれば、それはサブドメインになります。
aaaa.ABCD.com がそうですね。
ここで注意しなければならないのは、aaaa. がサブドメインではなく、ABCD.com も含めて、aaaa.ABCD.com がサブドメインになります。
サブドメインを作るには、ドメイン自体は取得して登録しなければならないし、他の人が既に持っているドメインを所有することもできません。
その一方で、ドメインの所有者であれば、サブドメインは自由に作れます。
なんでも作れます。
だから、これを利用した詐欺もありますね。
たとえば、support-302.com というドメインを取得し(support.com だと取れないから、適当に数字を入れておけば、いくらでも取れます)、さらにこのようなサブドメインを作ったとします。
amazon.support-302.com
なんだか、アマゾンっぽいでしょう。
このドメインのメール contact@amazon.support-302.com からフィッシング詐欺メールを送ると、受信者の中には、「そっか、amazonが入っているから、公式だね」と思う人も出てきます。
そこでサイトへアクセスすると、URL欄にも「amazon」が入っていると安堵して、ログイン情報やクレジットカード情報を入力してしまうのです。
URLの読み方って、基本だけど、結構大事なんですよね。
ドメインパワーの継承ルール
ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリなどを理解したところで、すぐでも「ドメインパワーの獲得」の話に入りたいものの、残念ながら、その前には、もっと重要な話があります。
それは、検索エンジンにおけるSEO効果が及ぶ範囲を理解するために、覚えておきたいドメインパワーの継承ルールです。
これがなぜ大事かと言いますと、こうです。
noteやアメブロ、はてなブログなどのブログサービスでブログを開設すると、これらのブログサービスのドメインを使うことになります。
僕たちに振り当てられたURL(アドレス)というのは、サブディレクトリかサブドメインのいずれかになります。
そうすると、ブログサービスのドメインが獲得しているパワーがどのように僕たちのブログに影響を与えるかを、予め理解していく必要が、どうしても出てきます。
ということで、ドメインパワーの継承ルールとしては、
サブドメインは別ドメイン扱い
SEOの評価は同じドメイン内でしか伝播しない
評価は上りも下りも伝播する
の3つになります。
これを図にするとわかりやすいでしょう。

【ルール1】サブドメインは別ドメイン扱い
まずは、右上を注目してください。
ABCD.com からみると、EFGH.com は完全に別ドメインであることは、直感的にもわかると思いますが、厄介なのは、
・www.ABCD.com
・blog.ABCD.com
・lp.ABCD.com
こうした「サブドメイン」です。
一見すると、いずれも ABCD.com が共通しているから同じドメインだと勘違いされることは多いのですが、
blog.ABCD.com
lp.ABCD.com
この2つはサブドメインなので、実は別ドメイン扱いなのです。
特に注意が必要なのは、「www.ABCD.com」という、よく見かける「www」付きのURLもサブドメインにあたるため、「ABCD.com」とは別ドメイン扱いであることです。
【ルール2】SEOの評価は同じドメイン内でしか伝播しない
もう一度、図を見てみましょう。

検索エンジンから得られた評価は、同じドメイン内(赤い点線で囲まれている白い部分)でしか伝わらないのです。
たとえば、ABCD.com で既にサイトを運営しており、検索エンジンからも一定の評価が得られているとします。
この評価は、ABCD.com/blog/ (サブディレクトリ)には伝わるものの、blog.ABCD.com(サブドメイン)は別ドメイン扱いであるため、ABCD.com で蓄積した評価は伝わりません。
【ルール3】評価は上りも下りも伝播する
また、検索エンジンからの評価は、階層的に下っていくだけだと思われがちですが、その評価は、実は、上っても行きます。

この図の矢印に注目してください。
検索エンジンで蓄積した評価は、ABCD.com から ABCD.com/blog/ へ伝わると同時に、ABCD.com/blog/ で獲得した評価もまた、ABCD.com へ伝播していくのです。
このルール3が、noteの話では、とんでもなく大きな意味を持ってきます。
ご自身のnoteのURLを見てみましょう
では、ご自身のnoteのURLを見てみましょう。
note.com/ever_marketing/n/n984787ac6e0d
これは、僕のある記事のURLですが、まず、note.com がドメインです。
ever_marketing の部分は、サブディレクトリであり、ユーザ名ですね。
その後は、さらに謎の n というサブディレクトリを挟んでから、n984787ac6e0d という謎の英数字の文字列があります。
n984787ac6e0d が記事の部分ですが、あまり気にする必要はありません。
ここで注目していただきたいのは、僕たちのブログのURLというのは、noteのドメインのサブディレクトリということです。
1位が取れたのは記事が評価されたからではない
先ほどの【ルール3】を思い出してください。
評価は上りも下りも伝播する、でしたね。
皆さんもたぶん、どこかで「noteすごい!投稿したら検索結果の1位が取れた」というnoteを見かけたことはあると思いますが、実は、これがその理由です。
note.com というドメインが、めちゃくちゃ強いからです。
僕たちの記事は、そのサブディレクトリに置かれています。
だから、書き始めたばかりの人でも、note.com が積み上げてきた評価を、最初から履いた状態でスタートできるのです。
言い方を変えると、下駄を履かせてもらっているということですね。
これは、noteの大きな魅力です。
自分でドメインを取ってブログを立ち上げた場合、この下駄はありません。
note内で読まれているのと、検索から読まれているのは、別の話
「うちの記事、けっこう読まれてるけど?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、ここで、一つだけ整理させてください。
noteの記事にアクセスが来る経路は、大きく2つあります。
1つは、note内からの流入です。
タイムラインやおすすめ、ハッシュタグ、フォロワーさんの反応から読まれるものですね。
これは、noteにユーザーがたくさんいて、noteのアルゴリズムが記事を回してくれているから起きています。
もう1つが、検索エンジンからの流入です。
この記事で扱っているのは、後者だけです。
ダッシュボードの数字が伸びていても、その中身がnote内の流入なら、検索エンジンからの評価とは別の話になります。
ここが混ざったままだと、この先の話が入ってきませんので、頭の片隅に置いておいてください。
さて、下駄の話に戻ります。
検索エンジンには、新しく公開されたコンテンツを一度拾い上げる動きがあります。
そこに、note.com という強いドメインの下駄が乗ります。
だから、公開してからしばらくの間は、けっこうな確率で上位に出ます。
ここまでは、いい話です。
問題は、そのあとです。
検索エンジンによる再評価が入ると、順位は落ちます。
思い当たる方も多いのではないでしょうか。
公開した直後は検索からポツポツ人が来ていたのに、いつのまにか、その流入がぱったり止まっている記事。
あれは、たまたまではありません。
下駄を履いて上がっただけの記事は、下駄の効果が切れると、元の位置に戻るのです。
noteでは、そもそも打てない手がある
では、下駄が切れたあと、何で戦うのか。
ここが、noteの悪いところといいますか、弱点でしょうか。
通常のサイトであれば、記事そのものの中身以外にも、打てる手はいろいろあります。
例えば、カテゴリを設計して、テーマごとに記事をまとめたり、パンくずリストで階層を検索エンジンに伝えたり、サーチコンソールで、どのキーワードで何位なのかを見ながら記事を直していたりするなどです。
しかし、noteでは、これらが、一切できません。
カテゴリを自分で設計することはできませんし、階層の作り方も、僕たちが決められるものではありません。
ドメインの所有者ではないので、サーチコンソールに登録して自分の数字を見ることもできません。
つまり、サイトの構造で差をつけるという手が、noteでは最初から使えないのです。
そうなると、変えられるのは、たった一つしかありません。
記事の中身です。
だから、AIへの丸投げでは勝てないのです
ここで、AIの話をしておきます。
誤解のないように先に言っておきますが、AIを使うな、という話ではありません。
僕も使います。
問題は、AIの使い方です。
AIにテーマだけ渡して、出てきた文章をそのまま公開すると、何が起きるかというと、検索結果に既に並んでいる内容の言い換えが出てくるだけです。
AIは、ネット上にある情報から答えを作ります。
だから、丸投げすると、どうしても既存の記事の焼き直しになります。
先ほど確認した通り、noteでは構造で差をつけられません。
中身しか変えられないのに、その中身が焼き直しでは、下駄が切れた瞬間に何も残らないのです。
逆に言えば、AIの使い方次第で結果は変わる、ということでもあります。
例えば、自分が現場で見てきたこと、自分だけが持っている数字、自分の失敗などなど、自分の経験ですね。
こういうものを材料として渡した上でAIに書かせるなら、出てくるのは焼き直しではありません。
このあたりの具体的な手順は、話が長くなるので、次回の記事で詳しく扱います。
差がつくのは、オリジナルと専門性です
中身で差をつける、と言われても、漠然としていますよね。
具体的には、2つです。
1つは、オリジナルであること。 他所で読める内容の言い換えになっていないか、ということです。これが先ほど触れた「経験」ですね。
もう1つが、専門性です。 これは、SEOの世界では非常に重要な概念で、しかも、多くの方が誤解されているところです。
専門性というのは、プロフィールに肩書きを書くことでも、資格を並べることでもなく、あるテーマについて、発信し続けていることです。
このあたりは、以前に「SEOで重要な「専門性」とは何かを超わかりやすく解説してみる」で解説していますので、詳細はそちらをご参考ください。
実は、ここからが面白いところ
ここまで読むと、「noteって、けっこう不利じゃないか」と思われたかもしれませんが、実は、逆です。
思い出してください。
noteには、note.com という強いドメインの下駄がありました。
自分でドメインを取った場合、オリジナルで専門性の高い記事を書いても、評価されるまでには相当な時間がかかります。
ドメインそのものに、まだ何の評価も無いからです。
ところがnoteなら、下駄を履いた状態で始められます。
すなわち、オリジナルと専門性を積み上げていけば、noteの下駄の強さと噛み合って、自前のドメインでは出せない速度が出るということです。
専門性については、先ほどご紹介した「SEOで重要な「専門性」とは何かを超わかりやすく解説してみる」へ譲るとして、次回では、AI記事の書き方と、AIでオリジナル記事を書く方法について説明していきます。
いちおう、次々回は、有料記事の売り方も予定しています。
