【考察】なぜカープは接戦が多いのか
今シーズンのカープを見ていると、接戦の試合が非常に多い。
大勝する試合もあれば大敗する試合もあるが、多くは1点差、2点差の勝負になる。
なぜカープはこれほど接戦が多いのだろうか。
その理由を考えてみたい。
理由① 投手陣が試合を壊さない
まず大きな要因は投手力だ。
床田、森下を中心とした先発陣は安定感がある。
大量失点する試合が少なく、常に試合を作ってくれる。
中継ぎ陣も粘り強く、終盤まで勝負になる試合が多い。
だからこそ、相手に大差をつけられる試合が少ない。
カープが最後まで勝負できるのは投手陣の力が大きい。
理由② 打線が爆発しきれない
一方で打線を見ると、大量得点の試合は決して多くない。
小園、坂倉、ファビアンら好打者はいる。
しかし相手を一気に突き放すような打線かと言われると、まだ課題が残る。
チャンスは作る。
だが決定打が出ない。
結果として接戦のまま終盤へ進む試合が増えている。
理由③ 守備力で勝負するチームだから
カープは伝統的に守備を重視するチームだ。
菊池や矢野を中心に、失点を防ぐ野球を目指している。
守備力が高いからこそ、大崩れしない。
しかし守り勝つ野球は、どうしても接戦になりやすい。
大量得点で圧倒するというより、1点を守り抜くスタイルだからだ。
接戦の多さは悪いことではない
接戦が多いと「決め手がない」と言われることもある。
確かにそういう面はあるだろう。
しかし逆に考えれば、どの試合も勝つチャンスがあるということでもある。
大差で負ける試合が少ないというのはチーム力の証でもある。
問題は、その接戦をどれだけ勝ち切れるかだ。
カギを握るのは終盤の一本
これから先、カープが上位へ進出するためには終盤の勝負強さが必要になる。
接戦までは持ち込めている。
あとは勝負どころで一本が出るかどうか。
その一本が増えれば、今の接戦は白星へ変わっていくはずだ。
交流戦で苦しい戦いが続いているが、チームの土台は決して悪くない。
投手力と守備力という強みは確かにある。
だからこそ、打線があと少し得点力を上げられれば、カープはさらに上を目指せるだろう。
◆記者のひとこと
接戦が多いということは、最後まで試合が分からないということでもあります。
見ているファンはハラハラしますが、それだけチームが粘り強く戦っている証拠でもあります。
交流戦を乗り越えた先に、接戦を勝ち切る強いカープが見られることを期待したいですね。
