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おばちゃんの自意識と交換できない当たり棒

ガリガリ君、好きですか?

私は大好きだ。

安くて、美味しくて、ローカロリー。
特にコーラ味。

おまけに当たりくじまである。

当たると嬉しい。

ただし、交換には行けない。

恥ずかしいから。

おばちゃんが一本の当たりくじを握りしめて

「当たったのでください」

と言うのは、なかなかハードルが高い。

だから私は考えた。

二本当たるまで待てばいい。

一本だけだから恥ずかしいのであって、二本なら堂々と交換できる気がする。

しかし二本目が当たる頃には、一本目の当たりくじが消えている。

捨ててはいない。

でも見当たらない。

この話をすると、友人たちは決まって言う。

「なんで恥ずかしいの?」

そうなのだ。

誰も私のことなど見ていない。

店員さんだって、

「あ、当たったんですね」

くらいにしか思わないだろう。

それでも恥ずかしい。

自意識とは厄介だなぁ。

この賃貸を引き払う時、大量の当たりくじが発掘されたら全部持っていこうかとも考えた。

それはそれで恥ずかしい。

「この人、何年ため込んでたんだろう」

と思われそうだからだ。

結局、当たりくじは交換されないまま姿を消し、自腹で新しいガリガリ君を買う。

たぶん今までに五本くらいは損している。

ガリガリ君からのご厚意を無碍にしていることをどうか許してほしい。

それでも私はいつも当たりくじを楽しみにガリガリ君を食べているから。

高いガリガリくんとは交換できない笑



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