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【徒然日記】検索エンジンと図書館の違いは、あれと似ている

今日は「調べること」について。

先に断っておきます。今日はかなりのごった煮です。
そういう感じが好きな方(たくさんいそう(笑))は、どうぞお付き合いください。


『アキハバラ@DEEP』ってご存じですか?

石田衣良さんの長編小説で、漫画、ドラマ、映画と幅広くメディア化された作品です。

当然、紹介するからにはうちの本棚にもあります(笑)

内容を簡単に紹介すると、

オタクである6人の若者たちが、高度な人工知能による画期的な検索エンジン「クルーク」を作り上げる。しかし、成功や注目とともに、その価値を奪おうとする組織から狙われることになる。

Wikipedia

という物語です。

(ところで、今、Wikipediaを使って調べる人ってどのくらいいるんでしょう。昔は、困ったらまずWikipediaであたりをつけて、そのあと情報の正確さを確認する、という使い方をよくしていました。)

この小説は2002年から連載されていました。

当時はYahoo!やGoogleが広まり始めた頃。「自ら学習するAI型検索エンジン」が社会を変えるという発想は、かなり先を見据えたものだったと思います。

私は読んだ当時、「そのうち本当にこんな時代が来るのかもしれない」と感嘆した一方で、どこか夢物語のようにも感じていました。

そして2026年。

改めて読むと、インターネットは生活の基盤となり、「検索すること」が大きな力を持ち、優れたAI技術には莫大な価値が生まれています。

未来を描いた物語が、現実になりつつあることに驚かされます。

この作品でもう一つ印象的なのは、「オタク」が主人公であることです。

社会では生きづらさを抱えていた若者たちの偏った才能が、インターネットの世界では武器になる。

今では、noteで文章を書き、動画を作り、音楽を発表し、小説やハンドメイド作品を届けることも珍しくありません。

好きなことを表現できる時代になったのだと思います。嫌いじゃないですよ。そういう意味で。


さて、ここでタイトルの話に戻ります。

今は、わからないことがあればAIに聞く。

創ることもAIに相談する。

知りたいことへ最短距離でたどり着ける時代です。

昔は誰かに聞いていたものが、検索エンジンになり、Wikipediaになり、そしてAIへと変わってきました。

私自身もAIを活用しています。

便利ですし、その価値も十分に感じています。

でも、だからこそ少しだけ物足りなさを感じる瞬間があります。

AIは最短距離を示してくれます。

けれど、その最短距離には、寄り道がありません。

どこか大多数の最大公約数を集めたような、外れのない答えが返ってくる。

もちろん、それは悪いことではありません。

ただ、自分の癖も、プロンプトも、結局は自分の延長線上にあるので、思いもよらない発見に出会う機会は少ないようにも感じます。


教員だった頃、「総合的な学習の時間」で、図書室を使うよさとネット検索のよさについて話すことがありました。

多くの生徒は「なるほど」と納得しながらも、やはりネット検索を選びます。

当然です。速いですから。

でも、図書室や図書館には、ネットにはない魅力があります。

予期していないものが、予期していない場所にある。

目的の本を探していたはずなのに、隣の本に目を奪われる。

通りがけに見つけた一冊が、思いがけないヒントをくれる。

そんな宝探しのような出会いがあります。


私は、自分の創るものが、自分の想像の範囲を大きく飛び越えるタイプではありません。

だからこそ、ときどき自分では選ばないものに出会いたくなる。

さながら、FF5でスティングレイを探したり、FF6でグレネードに出会えたり、ドラクエでキングメタルに遭遇したりするような感覚でしょうか(笑)


偶然との出会いは、自分の世界を少しだけ広げてくれます。

今は、勉強ができることよりも、自分の好きなことを形にできる人が評価される時代なのかもしれません。

けれど、20年後はどうでしょう。

自由が広がれば、その反動で「みんなで力を合わせること」が見直される時代が来るのかもしれません。

もちろん、未来を見通すことは誰にもできません。

だからこそ思うのです。

時代によって変わるものはあります。

変化は止められません。

でも、人間の本質として変わらないものも、きっとあります。

そして、その大切さは、失いかけて初めて気付くことも多い。

だからこそ、変化の波に流されるのではなく、その中で「何を残したいか」を選び続ける力が必要なのではないでしょうか。


そんなことを、今日は取り留めもなく考えていました。
と、いいたいところですが、急激にめっちゃお客さんきて、びっくりしてあわあわして珈琲豆を床にぶちまける始末でした(笑)
お客さんが落ち着いた頃に、今日の投稿の準備ができていないことに気付いて、ばったばったと打っています。

これぞ、徒然なるままに書き連ねた文章ですね。

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