SSCナポリの開幕戦(ジェノアvsナポリ)を視聴した雑感、および26/27シーズンの展望
こんにちは。鴨井奨平です。
ようやくセリエAが開幕しましたね。大好きなSSCナポリの試合が本当に待ち遠しかったです。私はW杯に興味が無くてほとんど観てなかったし(さすがに決勝戦だけは観ました)。
リーグ開幕戦アウェイのジェノア戦を視聴しましたので、それについての雑感を以下に記します。
ちなみに私は昨シーズンのナポリの公式戦は全て視聴しました。また、今季開幕前のプレシーズンマッチはまったく観ておりませんので、現体制でのナポリの試合はこのジェノア戦で初めて観ました。
ナポリの監督はアントニオ・コンテからマッシミリアーノ・アッレグリに代わり、パッと見でわかる通り陣形が3バックから4バックに変更されました。これについてはナポリの陣容を眺めるに明らかに4バック向きですので、理に適っていると思います。戦術の傾向は両監督とも守備的と評されており、今季ナポリの開幕戦もマッチ終盤までかなり硬い(あるいは退屈な)試合になっていましたね。
正直、前半終了まで「このサッカー大丈夫か……?」と不安でした。攻撃が単調でしたし、重心も低かった。攻撃はサイドからポケット付近に侵入して折り返す、というものばかりでした。昨季までのようにシンプルに前線のFWラスムス・ホイルンドにボールを預けても良いような気がしたのですけど(その方が一列下のMFスコット・マクトミネイの攻撃力が活きると思う)、どうしてそういうプレーが少なかったのでしょうか。何か狙いがあるのでしょうか。
ゲームの流れが変わったのは試合後半、ナポリが選手交代をしてからでした。昨季は負傷離脱も有りあまり良い印象のなかったMFケヴィン・デ・ブライネが素晴らしかったですね。彼の登場でまったく別チームになりました。また、昨季まったくの期待外れに終わったFWロレンツォ・ルッカも良かったですね。ボールを収められるようになっているし、視野が広くなりプレー選択も良かった(MFアントニオ・ヴェルガーラの得点に繋がったスルーは見事でした)。ナポリにはアーセナル所属のFWガブリエウ・ジェズス獲得の噂も有りますが、ルッカがこの調子でしたらその必要も無い気がします。また、1G1Aの結果を残したヴェルガーラも素晴らしいプレーぶりでした。このまま同郷の先輩であるロレンツォ・インシーニェのように活躍して欲しいです。加えて負傷交代したのが少し不安ですが(軽傷であることを祈ります)、DFラファ・マリンも安定したプレーを見せていたと思います。
今季のナポリは創設100周年のメモリアルイヤーにいるにもかかわらず、選手補強がかなり控えめだったのですが、この調子だと新たな著名選手を獲得する必要もあまり無い気がします。現有先力のコンディションをここまで上げてきたアッレグリ監督の手腕は見事ですね。まぁ選手獲得に関しては、昨季派手にやり過ぎた、というのもありますが(昨季も負傷離脱者が多かっただけで選手は粒ぞろいだった)。
開幕戦を見るに、今季のナポリのゲームプランは前半は耐えて後半に巻き返す、というものでしょうか。それならば、身体能力に優れたMFフランク・ザンボ・アンギサを前半で使い、後半にデ・ブライネで流れを変えてゴールを奪いにいく、という選手起用も納得できます。すっかりアッレグリのチームっぽくなりました。内容がやや退屈でも「勝てれば良い」。
そして試合を通じて感じたのは、26/27シーズンも中盤の底でレジスタを担うMFスタニスラフ・ロボツカがチームのキーマンになる、ということです。彼はずっと出ずっぱりになるでしょう。消耗が心配です。適当なところでMFビリー・ギルモアと交代して過労を未然に防いで欲しいです。ギルモアも優れた選手ですから。
しかし試合を見ていて気になるところもありました。それは、攻撃がデ・ブライネの創造性頼りだったことです。マッチ前半、あるいは昨季みたいに負傷離脱した際の彼の不在はどうするつもりなのでしょうか。選手交代で流れを変えるまで、ナポリの攻撃は単調でした。特に左サイドのWGアリソン・サントスとDFレオナルド・スピナッツォーラの連携がイマイチでしたね。見ていてあまり脅威ではなかった。ナポリの攻撃面はここから改善するのでしょうか。開幕ジェノア戦で見せたような守備的戦術が、インテルをはじめとした強豪クラブにどこまで通用するのか。今季こそはUEFAチャンピオンズリーグも勝ち進んで欲しいですし。
まぁ、ナポリが今後どうなろうとも応援し続けます。
今回はこのへんで筆を擱きます。
