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在宅で使える介護サービス一覧|訪問・デイ・ショートステイの違いと選び方

この記事で分かること(約8分で読めます)

在宅介護で使えるサービスは大きく4つのカテゴリに分かれる 訪問・通所・短期入所・複合型、それぞれの特徴と費用の目安 「どれを選べばいい?」の3ステップ 合わなければ途中で変えられる



こんな方に読んでほしい

介護保険の認定を受けたけれど、どんなサービスがあるのか分からない50代前後のご家族の方

「ケアマネさんに『サービスを入れましょう』と言われたけれど、種類が多すぎて何が何だか」「デイサービスとデイケアって何が違うの?」「ショートステイって気軽に使えるもの?」——こうした声を、現場でたくさん聞いてきました。

この記事では、在宅介護で使える主なサービスを「4つのカテゴリ」に整理して、それぞれの特徴・費用の目安・選び方をお伝えします。

制度には改正・地域差があります。費用は1割負担の場合で記載しています(所得に応じて2割・3割の方もいます)。最新・正確な情報は、お住まいの市区町村窓口・地域包括支援センター・担当ケアマネジャーにご確認ください(→ 末尾の「免責について」)。


① 在宅介護サービスの全体像 — 4つのカテゴリ

在宅で使える介護サービスは、大きく4つに分かれます。

  • 訪問系:自宅に来てもらう

  • 通所系:施設に通う

  • 短期入所系:施設に泊まる

  • 複合型:通い・訪問・泊まりを組み合わせる

「全部を使わなきゃいけない」わけではありません。困っていることに合わせて、必要なものだけ選ぶのが基本です。


② 訪問系サービス — 自宅に来てもらう

「自宅での生活をそのまま続けたい」方のベースになるサービスです。


訪問介護(ホームヘルパー)

ヘルパーが自宅を訪問し、身体介護(入浴・排泄・食事の介助など)や生活援助(掃除・洗濯・調理など)を行います。

  • 費用の目安:身体介護30分以上1時間未満で約387単位(1割負担で約390〜440円)

  • ※ 1単位=10〜11.40円(地域により異なる)

  • 「朝の着替えとトイレだけ」「週2回の掃除と買い物だけ」といった組み合わせもできる


訪問看護

看護師が自宅を訪問し、医療的なケアを行います。

  • 点滴の管理、褥瘡(じょくそう)の処置、服薬管理、体調の観察など

  • 介護保険医療保険の両方が使える(状態や指示内容によって切り替わる)

  • 主治医の「訪問看護指示書」が必要


訪問リハビリテーション

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が自宅を訪問し、生活の中でリハビリを行います。

  • 「トイレまで安全に歩けるようにしたい」「食事でむせることが増えた」など、在宅ならではの目標に取り組める

  • 主治医の指示が必要


訪問入浴介護

看護職員1名+介護職員2名のチームが、専用の浴槽を持ち込んで入浴を介助します。

  • 自宅の浴室が使えない方、寝たきりの方に

  • 血圧や体温を確認してから入浴するので、安全面も安心


「どれを選べば?」 — 迷ったら、まず担当ケアマネジャーに「こういうことで困っている」と伝えてください。状況に合ったサービスを一緒に考えてくれます。


③ 通所系サービス — 施設に通う

日中、自宅を離れて施設で過ごすサービスです。介護者の休息(レスパイト)にもなります


デイサービス(通所介護)

日帰りで施設に通い、入浴・食事・レクリエーション・機能訓練などを受けます。

  • 費用の目安(1割負担・通常規模型の場合):

    • 基本報酬:658単位(約660円)

    • 食費:500〜1,000円程度

    • 合計:1回あたり約1,000〜1,500円程度

    • ※ 施設の規模や加算により異なります

  • 週1回〜5回程度まで、頻度を調整できる

  • 送迎つきの事業所がほとんど


デイケア(通所リハビリテーション)

医師の指示のもと、リハビリを中心に行う通所サービスです。

  • 理学療法士・作業療法士などの専門職がいる

  • 「退院後に体力を戻したい」「歩行が不安定になってきた」といったケースに


デイサービスとデイケアの違いは?
ひとことで言うと、目的が違います

デイサービス = 生活支援・社会参加・レスパイトが中心 デイケア = 医療的なリハビリが中心 「どちらがいいか」は、ご本人の状態と目標次第。ケアマネジャーに相談すれば、合うほうを提案してもらえます。

④ 短期入所系サービス — 泊まる

1泊〜最大30日まで、施設に泊まることができるサービスです。


ショートステイ(短期入所生活介護)

特別養護老人ホームなどに短期間宿泊し、入浴・食事・排泄などの介護を受けます。

  • 費用の目安:介護サービス費(1割負担で700〜1,000円程度/日)+食費(1,500円程度/日)+居住費(多床室〜個室で差あり)で、1泊あたり約3,000〜8,000円程度(部屋のタイプにより幅がある)

  • 利用制限:連続最大30日、かつ認定期間の半数まで

  • 低所得の方は「負担限度額認定」で食費・居住費が軽減される(市区町村に申請)


ショートステイの使い方

介護者の冠婚葬祭や出張、体調不良のとき 介護者の休息(レスパイト)として定期的に(→ 介護者の負担については【13本目】もご覧ください) 将来の施設入所への"慣らし"として

⑤ 複合型サービス — 組み合わせて使う


小規模多機能型居宅介護

通い・訪問・泊まりの3つを、1つの事業所で柔軟に組み合わせられるサービスです。

  • 月額定額制:要介護1の場合、基本報酬は月10,458単位(約10,500〜11,900円。1割負担)+食費・宿泊費の実費

  • 「今日は通いで、来週は泊まりで」と、その時々の状況に合わせて利用できる

  • 要支援1〜要介護5まで対象


こんな方に向いています

サービスを個別にいくつも契約するのが大変 状態の波が大きく、「今週は元気だけど来週は無理」が多い 顔なじみのスタッフに一貫してお願いしたい ⚠️ 小規模多機能型を利用すると、ケアマネジャーがその事業所の所属ケアマネに変わります。今のケアマネとの関係を大切にしたい場合は、事前に相談してください。

⑥ サービスの選び方 — ケアマネの実感から

「たくさんあるのは分かったけど、結局どう選べばいいの?」

現場で多くのご家族を見てきた実感から、3つのステップをお伝えします。


Step 1:「困っていること」を言葉にする

  • トイレ? 入浴? 日中の見守り? 夜間の対応?

  • ご本人のこと? 介護者自身の疲れ?

  • 完璧に整理できなくて大丈夫です。「こういうことで困っています」と伝えるだけでOK


Step 2:ケアマネジャーに相談する → ケアプランに位置づけ

  • ケアマネが状況を聞き取り、合うサービスを提案してくれます

  • サービスの種類も事業所も、ケアマネが一緒に探してくれるので、自分で全部調べる必要はありません


Step 3:体験利用(見学)してみる

  • デイサービスもショートステイも、事前に見学や体験利用ができる事業所がほとんどです

  • 「雰囲気が合うかどうか」は、行ってみないと分かりません


合わなければ変えられます。
サービスも事業所も、一度決めたら変えられないわけではありません。「合わないな」と感じたら、遠慮なくケアマネに伝えてください。変更はよくあることです(→ ケアマネとの付き合い方は【6本目】もご覧ください)。


まとめ

在宅介護で使えるサービスは、大きく4つのカテゴリに分かれます。


  • 訪問系:ヘルパー・看護師・リハビリ職が自宅に来てくれる

  • 通所系:デイサービスやデイケアに通って、入浴・リハビリ・交流ができる

  • 短期入所系:ショートステイで泊まれる。介護者の休息にもなる

  • 複合型:小規模多機能型なら、通い・訪問・泊まりを1つの事業所で


全部を覚える必要はありません。

「困っていること」をケアマネジャーに伝えれば、合うサービスを一緒に考えてくれます。

自分で全部調べなくて大丈夫。まず相談すること。それが、いちばんの近道です。


結(ゆい)の介護シリーズ

  • 【1本目】親の介護が始まった家族へ — 最初の1週間でやるべきこと

  • 【2本目】介護保険って、どう申請するの? — 認定が出るまでの1〜2か月の歩き方とお金の目安

  • 【3本目】親が、この夏を無事に越せるように — 高齢者の熱中症と、在宅でできる暑さ対策

  • 【4本目】介護のお金 — いくらかかる?と、負担を軽くする制度

  • 【5本目】年末年始の帰省で親の異変に気づいたら — 3つの視点と、相談への最初の一歩

  • 【6本目】ケアマネの選び方・付き合い方|「当たり外れ」に怯えないための4つのポイント

  • 【7〜12本目】ユマニチュード①〜④・介護と仕事の両立・在宅か施設か(公開済み)

【他の記事へのリンク】

この記事(16本目)は「在宅で使える介護サービスの全体像と選び方」がテーマです。介護のお金の全体像(→【4本目】)、介護保険の申請から認定まで(→【2本目】)、ケアマネの選び方(→【6本目】)もあわせて読むと、サービスを使い始めるまでの流れがつかめます。


この記事について(プロフィール)

結(ゆい) ── 人の喜びを、永く。

文・監修:結の音(ゆいのね)/現役の主任介護支援専門員

  • 保有資格:主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)

  • 実務年数:介護支援専門員として実務13年

  • 勤務先:居宅介護支援事業所(関西圏)

    • ※ 地域は「関西圏」、勤務先は「居宅介護支援事業所」までの表記に留めています(所在地・勤務先名・利用者の情報は記載しません)。

  • 専門分野:在宅介護の入口支援(介護がはじまったばかりのご家族が、最初の一歩を踏み出すお手伝い)

本記事は、AIの下書きをもとに現役の主任介護支援専門員が確認・加筆しています。


免責について

  • 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の事情に対する助言(医学的・税務的な個別助言)ではありません。

  • 介護保険制度には改正や地域差があります。 本記事の内容は2026-06-28時点の一般的な情報にもとづいています。

  • 費用はすべて1割負担の場合の目安です。所得に応じて2割・3割の方もいます。また、地域(1単位あたりの単価)や事業所の加算により実際の金額は異なります。

  • 本記事の情報を用いた行動の結果について、執筆者は責任を負いかねます。


お問い合わせについて

  • 個別のご相談はお受けできません。 お一人おひとりの状況に応じた助言は、担当のケアマネジャーや地域包括支援センターなど、身近な専門職にご相談ください。

  • いただいたお声への返信は不定期となります。あらかじめご了承ください。


出典・参照(裏取り)

本記事の制度・数値は、以下を参照して確認しました。最新かつご自身に当てはまる情報は、必ずお住まいの市区町村窓口・担当ケアマネジャーでご確認ください。

※ 上記は確認時点で参照できた公的・専門情報にもとづく一般的な説明です。制度には改正や地域差があります。 最新・正確な情報は必ず各窓口でご確認ください。

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