失業者になりたい!!〜2000時間の夏休みを作るためにやったこと〜
「3ヶ月くらいなら仕事を辞めて、ゆっくり休んでも意外と平気なんじゃないか」
〜ある日のBARUOがそんな事をふと考えたことから、急にこの計画は始まった。〜
この記事を書いているのはその3ヶ月が終わった後の2026年8月。
結果から言うとほぼ予定通り・計算通りに進行できた。
この3ヶ月で実際にもらえた額も記していく。
あなたがもし今、
「仕事、今すぐ辞めたいけど…無理っしょ…。」
と、うっすら思っていたりするなら
「自分だったらどうなるかな?」
くらいの気持ちで読みすすめてほしい。
ここからは、無職に突入するBARUOのフトコロ事情を、一緒にロールプレイングする記事としてお楽しみ頂ければ幸いである。
BARUOのスペック:
・アラフィフの介護福祉士/夜型人間
・独身、扶養なし、ローンなし、車なし。
・趣味はサウナとお散歩。
・インドア派でお金のかからないタイプ。
・次の仕事も8月から派遣介護の夜勤専従を予定している。
そんな私は、先日(2026年4月末)に16年間勤務した介護施設を退職した。
理由は職場環境の著しい悪化と、それに追い討ちで腰痛が悪化しそうだったから。
それまでも
「あーもう辞めたいな…」
「まとまった休みが欲しい…」
と毎日3回はつぶやいていたものの、
いざ貯金を切り崩して生活するのもなんか嫌だし…
手続き関係はもっと面倒くさい…
と先延ばしを選びつづけてきた。
しかし、腰が壊れてからでは元も子もない。
やっと本腰入れて退職シミュレーションに取り掛かってみた。
まず考えるべき事は、
・お金のやりくり
・税金や制度の変更手続き
・会社での手続き
・次の就職先のこと
このあたりだろう。
こんな時にもチャッピー君は頼りになる。
一晩中、彼と話し込んだ。
「失業給付はどのくらい貰えるの?」
「税金の免除や軽減はできるの?」
「失業時に使えるお得な制度、何かない?」
朝になる頃には、
ノートが数字だらけになっていた。
調べてもらうと、意外なことに良い制度が沢山あった。
・勤めた長さで給付期間が90日〜150日と変わる事。
・週に20時間までならバイトOK。
・早めに繰り上げて再就職すれば「再就職手当」というボーナスがもらえる素晴らしい制度があること。
・再就職後にお給料が下がった場合、差額を補ってもらえる「就業促進定着手当」なるものがあること。
こうして電卓片手に格闘した結果、
貯金を全く削らなくても、これまでとさほど変わらない手取りを実現できる算段が立った。
ここからはその内訳である。
◆ 資金計画を立てる!!
まずは、
「失業中って出費はどのくらいかかるの?」からだ。
その支出額によっては貯金の準備もいる。
私の普段の生活費は毎月このくらい。

私は20万円もあれば生きられるようだ。
ちなみに生活費14万円の内訳は、

と、我ながらシンプル。
食費の一日1000円の部分が実は難易度高い。
私の自炊はほぼ麺類なのでそこに野菜を3種類ほど入れて、豆腐や納豆を添えて一日2食。
これで1000円に収めている。
◆失業給付はいくら受け取れた?
次に重要なのは収入面だ。貰えるものは全て貰う。これが私のスタイルだ。
BARUOは勤続16年なので給付期間が120日。
(失業給付の計算方法は各自チャッピー君に聞いてもらうとして、)私の場合、
基本手当日額は6,928円。
月額は28日ごとに認定日で算出するので
日額6,928円× 28日=
月額193,984円
この額が非課税で指定の口座に振り込まれる。
但し、ここから別途で社会保険料は自分で支払う。
なので、次の項目の「いかに社保を安く抑えられるか!」が勝負どころだ。
◆税金はどのくらい抑えられた?
削れるところはとことん削りたい。
それが私の生きる道。
* 国民保険→軽減できた!
→翌年3月まで軽減継続!
* 年金免除できた!
→再就職までは全額を免除!
なんと! 社会保険料を6割も軽減できた。
結果、
・国民年金の失業特例免除制度を利用して、3万円が0円に!!
・国民健康保険の軽減制度でトータル5万円浮いた!!
※ ちなみに、国民健康保険の軽減については傷病などの「離職理由」が必要!
※ 腰痛や適応障害などの傷病が離職理由の場合、上記の軽減制度に加えて、失業給付の開始時期が1ヶ月も前倒しできるチートがあるので、対象の方はハローワークで聞いてみてほしい。

◆失業中でもバイトしてキャッシュを増やせる!
てっきり失業給付期間はバイト禁止のイメージがあったが、実際は週に20時間までなら働いてOKとの事。
私はカイテクで一回2.5万円の夜勤を月に3回、これを2ヶ月行って収入面の大きな支えにした。
これで7.5万円!〈× 2ヶ月〉
◆ここまでのまとめ
支出面
* 生活費はこれまでと変わらずOK。
* 税金面で免除や軽減制度を使って約4万円抑えられた。
収入面
* 失業給付の日当6928円!
* 月額は28日分の193,984円!
* カイテク 7.5万円/月
* 再就職手当 20万円程度の見込み!(適用条件あり)
* 就業促進定着手当7万円給付見込み

※失業給付の額が減額している部分はカイテクで働いた日の給付手当は不支給になる為。
但し! 再就職手当をもらう際の残日数として加算されるので、結果バイトした方がお得であった。
結果
◆約100万円の恩恵をGET‼️

◆「どのくらい貯金を用意しておくべき?」
今回、貯金は全く切り崩さずにいけそうでしたが、万が一の備えとして60万円を用意しました。

実際に3ヶ月過ごしてみると、虫歯が傷んだり、蓄膿症になったり、冷蔵庫が壊れたりして、想定外の出費もやはりありました。

こんな事も起きるのでやはり「お守り」があると安心😌
◆3ヶ月過ごしてみた感想
過ぎてみれば、あっという間。
それでもお金の心配に縛られず、3ヶ月間、実に2200時間もの自由な時間を、ゆったり・たっぷり・のんびり過ごせた事はとっても贅沢な時間でした。
この記事では、お金の面を中心に書きましたが、
本当に伝えたかったのは、お金の話でも制度の話でもなく、
「3ヶ月くらいなら仕事を辞めて、ゆっくり休んでも意外と平気なんじゃないか」という冒頭の提案。
試してみてほしいのは、この記事のような手順や、やり方ではなく、
「自分の手で一度あれこれ計算してみる」という「体験」のほうです。
皆さんもぜひ一度、電卓片手にチャッピーにガン詰めしてみてください。
見落としていた知らない扉がそこにあるかもしれません。
後編では3ヶ月の過ごし方や感じた事なんかも、少し書いてみようと思います。
※この記事にも少し書いてます→「休んでるのに…休めてない…」
