日記って…
20年間、日記を書き続けている。
始めた理由は単純で、頭の中がうるさすぎたからだ。
誰に勧められたわけでもなく、自然と
吐き出すように毎日、紙のノートに書き殴っていた。
先日、実家の整理をしていた時、10年分のノートを見つけたので少し読み返してみた。
20代の日記は、今よりずっと難しい言葉を使っていた。
複雑なことを真剣に考えて、切実に悩んでいた事が伝わってくる。
30代になると、もうそのしんどい時期は抜けていて、20代で覚えた知識や良い言葉をあちこちに散りばめながら、自分をうまくコントロールしようとしているのが伝わってくる。
一転、5年前、43才の頃の日記は、中年の危機だったのか、自分探しとか承認欲求で埋め尽くされていて、
今読むと、結構ゾワゾワする。
そして、ここ3年くらいの日記は読んでも、特に何も感じない。
ただ、すごく力の抜けた軽い文章にはなっていた。
この3年で、何が抜けたんだろう。
3年前はちょうど断捨離を始めた頃で、物だけじゃなく、心の中も、頭の中も捨てられるものは全部捨ててきた。
人間関係も整理し、
思い描いてた理想も手放し、
責任や評価も精算した。
おかげで、頭の中もずいぶん片付いた。
もし今、自分の頭の中を覗いたら、
スマホのホーム画面と同じく、無数のアプリが綺麗に並べられていることだろう。
俺の大切な記憶も全部アプリの中に鍵付きで保存されてるから大丈夫!
あれ?…
日記って、、
何を書くんだったっけかな…
