知床の絶景と網走監獄、そしてエアーマット崩壊の夜「無職は孤独に北の大地へ一人旅⑬」
どうも、ポンコツ車とポンコツな肉体を駆使して北の大地を彷徨うプロ無職、脱サラ自由人だ。北海道も色々回って楽しんでいる今日この頃。
さて旅行12日目。ここ数日、北海道の濃霧にすっかりやられて景色を楽しめていなかったのが本当に残念だった。なので今日は、比較的天気が大丈夫そうだと判断した「知床」方面へ向かうことにした。天気予報を見ながら何処へ行こうか旅をするのもなかなか楽しいもんだよ😀
本来ならば海岸線沿いを海風に吹かれながらドライブしたかったのだが、海側はずっと濃霧が続くようだったので、あえて山道から知床へアプローチすることにした。 「山道の方が霧がないなんて、いつもと逆だな」などと感じながら進んでいく。天気は相変わらずの曇り空だったが、視界が真っ白だった昨日までの霧地獄に比べれば、雨が降っていないだけマシだ。
■ 晴れ間の知床ドライブと「オシンコシンの滝」
知床方面へ向かって山を抜けていくと、なんと曇り空から晴れ間が覗くようになってきた。これは運が良い。 そして、知床付近の海岸を通るルートに入ると、山と海のバランスが絶妙で、最高に素晴らしい景色が続いた。久々に長く続く晴れ間を浴びて、「ようやく北海道に来たぞ!」という実感が湧いてきて、すこぶる良い気分だ。
道中、「オシンコシンの滝」なる観光スポットに出くわしたので、車を停めて写真を撮ることにした。 ……名前がなんともインパクトがある。私の頭の中では、おそらく皆が今想像しているであろう「あの名前」が浮かんでいるが、ここではあえて言わないでおこう。 結構撮影している人が多く、私もいい感じの角度でパシャパシャと撮影を楽しんだ。



■ 絶景の知床五湖と、富山とのスケールの違い
AIのおすすめに従い、目的地を「知床五湖」に設定していたので、そのまま車を走らせて到着。 駐車場料金500円を払い、いざ遊歩道へ。ここはヒグマの生息地ということで、ヒグマが登ってこられないように電気柵(トラップ)が張り巡らされた、高架木道のルートを歩く。観光客向けに綺麗に整備されていて非常に歩きやすかった。



申し込みをしてガイド同伴のツアーに参加すれば他の湖も周れるらしいのだが、私は茂みの中を歩き回るような格好ではなかったのでやめておいた。 しかし、この木道から見られる1つの湖だけでも、景色の素晴らしさは筆舌に尽くしがたい。海と山が見渡せて、緑が豊かで、空気が澄んでいる。



私の住んでいる富山も海と山があって自然豊かだが、やはり広大な北海道の大地はスケールが別格である。この絶景を目の当たりにして感動し、「本当に来てよかった」と心から思えた。何度もシャッターを切りながら、大自然を堪能した。



■ 大好物のザンギ定食と、過酷な歴史を知る「網走監獄」
知床の絶景に満足し、次の目的地を「網走方面」に決めた。網走の観光スポットといえば、やはり「網走監獄」だろう。

道中、「道の駅 はなやか(葉菜野花)小清水」でちょっと休憩した際、たまたま併設の食堂に「ザンギ定食(1300円くらい)」があったので注文してしまった。 唐揚げが大好物な私にとって、本場のザンギはたまらない。揚げたてで衣もサクサク。大満足で腹を満たし、目的地の網走監獄へと向かった。

網走に向かうにつれて、だんだん雨が酷くなってきた。それなりに本降りになってきたが、「まあ傘があるし別にいいか」と割り切り、1500円の入場料を払って監獄内へ。


そこには、北海道の開拓に携わった囚人たちの、想像を絶する過酷な労働の歴史が数多く展示されていた。 私は、北海道の開拓にこれほど多くの囚人が関わっていたことをここで初めて知った。その開拓の中でたくさんの命が失われ、当時の犯罪者への扱いなどを改めて考えさせられる重い内容だった。
賛否はあるだろうが、今の発展した北海道の裏には、こうした囚人たちの力と犠牲の歴史があるのだ。歴史を知ることは本当に素晴らしい。今日一日で色々なことを知ることができ、非常に有意義な時間となった。
全部見て回るのにかなりの時間がかかるぐらいボリューム満点の観光スポットだった。正直こんなにも色々見れる場所とは思わなかった!


■ エアーマット崩壊。決意のホテル泊へ
充実した一日の終わりは、「道の駅 流氷街道網走」で車中泊をすることにした。 海沿いなので比較的涼しく、寝入りは良かったのだが……翌朝、悲劇が起きた。



私のエアーマットに穴が空き、空気が漏れていたのだ。 長日数の車中泊と、私のぽっこりお腹の「重み」に耐えきれず、ついにマットに穴が空いたらしい。穴のあいたマットのせいで空気が抜けてクッション性がなくなり身体中がバキバキに痛い。エアーマット一つで、身体の疲れがこうも劇的に変わるとは。
「明日は絶対にどこかちゃんとした宿(ホテル)に泊まろう……」 痛む腰をさすりながら、固く心に誓った瞬間だった。
波乱万丈な北海道の旅は、まだまだ続く(はず)。 ではでは。
