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玉ねぎで生きていこうか。

【#i16_THE_ONION_STANDARD――Human Bug Report】
通貨は、腹を膨らませない。

江戸時代。
藩札というものがあった。
今で言う地方通貨だ。
藩ごとに独自に発行していた。
歴史の記録を読むと経済は不思議な程、安定している。

現代みたいに、知らない国の戦争や銀行の都合で、
明日の価値が変わることは少なかった。

今は違う。

遠い国の事情で、家賃が上がる。

米が上がる。
ガソリンが上がる。
妙な話だ。

海外の知り合いに聞く。
アメリカ。
ドイツ。
中国。
韓国。
中東諸国。

みんな言う。
苦しいと。

通貨価値が上がっている国もある。
だが裕福には見えない。
社会的な地位や学歴は驚く程、高いのだが。

理由は簡単だ。

上がるのは給料だけじゃない。
家賃も食費も全部上がる。

私は最近、よく思う。
通貨って何だろう。
AFPの資格も取得して見えたこともある。
通貨は幻想だ。

ちなみに私は二黒土星である。
育てるのが得意な星らしい。
こういう話は嫌いではない。

当然、家庭菜園をしている。
玉ねぎも育てた。
まずは、見てほしい。

越冬した玉ねぎの一部

お分かりいただけただろうか?
冬越しした玉ねぎだ。
甘味が出る。

かなり大きい。
ソフトボール級もある。
写真ではわかり難いが、売れるくらいの量だ。

ここで思う。
これは通貨より強い。

食える。
増える。
腐る前に配れる。

かなり実用的だ。
数字じゃない。現物だ。

私は将来、山と平地を買いたいと思っている。
色んな作物を育てたい。
育てた作物を提供する猫のいるカフェもいい。
山の開いたところにキャンプ場。
夢は広がる。

色んな農業の本も読んだ。
農家にも聞いた。
色々試した。

だが土地が買えない。
妙な話が多い。

「農地をあげる」と言われる。
または、
「安く売る」と言われる。

土壇場で高くなる。
当然買わない。

するとその土地は荒れたまま放置されている。

草が伸びる。
木が伸びる。
何も育たない。

何とも世知辛いことだ。

人間は、食える土地すら投機で止める。

■ 玉ねぎ本位制

たぶん最後に信用できるのは通貨じゃない。

玉ねぎだ。
米だ。
芋だ。
水だ。
土だ。

通貨は増えても、食えるものは増えない。
だが土は違う。

育つ。
増える。

腹を膨らませる。

■猫も食べる

ニャンコも食べる。
畑のサツマイモを焼き芋にすると喜んで食べる。
自然の恵みだ。

【デバッガー所感】

インフレは通貨の話に見える。

だが本質は違う。
生きるコストの話だ。
そして生きるコストを最後に下げるのは、一次産業しかない。

金は食えない。
通貨は燃える。
だが玉ねぎは食える。
しかも美味い。

意外と放置していても育つ。
私の畑は雑草だらけ。

人の育成と同じ。
手をかけ過ぎない。
見守る。
育つのを待つのだ。

たぶん最後まで残る経済は、

かなり泥臭い。
土の匂いがする。

そして、私は土の匂いが大好きだ。