「若いから大丈夫」と言われ続けた私の、全然大丈夫じゃない現実。

​「若いから、回復も早いわよ!」
​リハビリ中、
何度この言葉をかけられたか分からない。
励まそうとしてくれているのは分かっている。
でもその言葉を聞くたびに
胸の奥が
冷めていく自分がいた。
​だって
私の腕はまったく動かないのだから。
​それどころか
ついに上肢(腕や手)のリハビリ自体が打ち切りになってしまった。
「これ以上は劇的な変化が見込めない」という暗黙の了解。
言葉にはされなくても

見捨てられたような
悔しさと悲しさが残った。
​ちなみに、OT(作業療法士)さんからはよく「これからは丁寧な生活を心がけていきましょうね」と言われていた。
​……いやいや、待ってほしい。
そもそも私は
根っからの大雑把な性格だ。
その上、左側全廃手指すらびくとも動かない状態なのに
「丁寧な生活」なんて、
どの口が言っているんだ!と、心の中で
盛大にツッコミを入れていた。
そこまでのレベルに回復のサポートさえしてくれてないのに、
急にこっちの
意識改革に丸投げしないでよ、と。
​二足歩行だって、
決して綺麗じゃない。

麻痺した足を大きく
外側に回して歩く
「ぶん回し歩行」。
病院などでウィンドウに映る自分の歩き姿を見るたび、
理想と
現実のギャップにモヤモヤする。

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