お金の不安は、残高ではなく「見えない未来」から生まれていた
こんにちは、Pochiです。
今日もご覧いただきありがとうございます。
客室乗務員の仕事はフライトした分手当が出るので、その分社会情勢などでフライトが減ると貯金がなかなか難しい時があります。
「もう少し貯金が増えたら、安心できる気がする」
以前の私は、そう考えることがありました。
同僚ともなかなか貯金ができないよねとよく話していました。
口座の残高が増えれば、将来への不安も少しずつ消えていく。そんなふうに思っていたのです。
けれど、実際には貯金が増えても、心から安心できるとは限りませんでした。
結婚後の暮らし。
住まいのこと。
これからの働き方。
家族が増えたときの生活。
老後に必要なお金。
考え始めると、「まだ足りないのではないか」という気持ちが次々に出てきます。
いくら貯めれば安心できるのか分からないままでは、残高が増えても不安の形が変わるだけでした。
FPを学んで気づいたのは、お金の不安は、単純に金額が少ないから生まれるわけではないということです。
この先、何にどれくらい必要なのか分からない。
その「見えなさ」が、不安を大きくしていました。
漠然とした不安は、どこまでも膨らんでいく。
将来のことを具体的に考えないまま、「とにかく貯めなければ」と思っていると、目標には終わりがありません。
100万円貯まったら、次は300万円。
300万円貯まったら、次は500万円。
もちろん、貯金は多いほど選択肢を増やしてくれます。
けれど、「何のためのお金なのか」が分からなければ、いくら持っていても安心することは難しいのだと思います。
大切なのは、ただ金額を増やすことではありません。
いつ頃、どのような生活をしたいのか。
そのために、どれくらいのお金が必要なのか。
今の収入から、無理なく準備できる金額はいくらなのか。
未来を完全に予測することはできません。
それでも、一度将来についてリストアップし数字にしてみるだけで、ぼんやりとした不安は少しずつ輪郭を持ち始めます。
「何となく足りない気がする」という状態から、「今はここまで準備できている」と確認できる状態に変わるのです。
お金を整えることは、我慢を増やすことではない。
将来に備えると聞くと、今の楽しみを削らなければならないように感じるかもしれません。
けれど、私はFPを学んでから、むしろ今の暮らしも大切にしたいと思うようになりました。
将来のために貯めるお金。
もしものときに備えるお金。
今の生活を楽しむためのお金。
経験や学びに使うお金。
それぞれに役割があります。
すべてを未来に回して、今を我慢し続けることが正解ではありません。
反対に、将来を考えずに使い続ければ、あとから選択肢が狭くなることもあります。
必要なのは、どちらか一方を選ぶことではなく、自分に合った配分を考えることです。
旅行を楽しむことも、少し良い食事を選ぶことも、新しい経験にお金を使うことも、将来の準備と両立できます。
自分の中で使ってよい範囲が分かっていれば、楽しんだあとに必要以上の罪悪感を持つことも減っていきます。
安心は、残高よりも「選べる感覚」から生まれる
私が感じる本当の安心は、口座に大きな数字が並ぶことだけではありません。
何かが起きたときに、慌てずに対応できること。
働き方を変えたくなったときに、すぐに諦めなくて良いこと。
大切な人との時間や、自分に必要な経験を選べること。
お金があることで、人生の選択肢を守れることです。
もちろん、すべての不安をなくすことはできません。
未来には、予定通りにいかないこともあります。
それでも、自分の現在地を知り、少しずつ準備を続けていれば、「何が起きても何とか考えていける」と思えるようになります。
その感覚こそが、お金の知識から得られる大きな安心なのかもしれません。
以前の私は、「もっと貯めなければ安心できない」と思っていました。
今は、ただ残高を増やすだけではなく、
何のために貯めるのか。
何に使いたいのか。
どんな未来を選びたいのか。
そこまで考えることが大切だと思っています。
お金の不安を小さくするために必要なのは、際限なく貯め続けることではありません。
見えなかった未来を少しずつ言葉と数字に変え、自分の人生を自分で選べる状態に近づけていくこと。
それがお金を整える、本当の意味なのだと思います。
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