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「孤独な仕事」と「めんどくさい人間関係」。40歳の僕が、人と喋る時間を手放さない理由。

午前6時。
パラパラと降り出した雨のなか、ビニールで一袋ずつ濡れないように保護した新聞をポストへ落とし込んでいく。
雨の日は作業の手間が増えて少し時間がかかりますが、今朝も無事に事故なく、怪我なく配達を終えて帰宅することができました。
冷たい水を飲みながら、クリアになった頭で昨日の出来事を振り返っていました。
昨日は、週に数回のカフェでのアルバイトの日でした。
行く前は相変わらず脳が「めんどくさいな、家でゆっくりしたいな」と幻のブレーキをかけてくるのですが、いざ現場に立ち、仲間やお客さんと軽やかにお喋りをしながら体を動かしていると、終わる頃には「今日も行って良かったな」という爽快感で満たされていました。
そして今朝、雨の暗闇を一人で走っているときに、ハッと気づかされたんです。

「極限の孤独」だからこそ、言葉が必要になる

僕の本業である新聞配達は、午前3時半から誰とも喋らず、ひたすら暗闇の中を自分の世界にこもって走り続ける「超・孤独な仕事」です。
一人で没頭できる時間は僕にとって大切ですが、その孤独だけに閉じこもってしまうと、人間の脳はどんどん凝り固まり、勝手にネガティブな妄想や将来への不安を膨らませてしまいます。
だからこそ、カフェでのバイトや、週に一度の英会話レッスンのように、「意識的に外に出て人と触れ合う場所」を作ることが、僕の心の平穏(ニュートラルな軸)を保つために絶対に欠かせない時間になっているのだと痛感しました。
もちろん、人と関わる機会を増やせば増やすほど、時にはめんどくさい人に出会ったり、嫌な思いをしたり、人間関係の摩擦にモヤモヤすることだって出てきます。
「やっぱり一人でいる方がラクだな」と心を閉ざしたくなる瞬間もありますが、それでもなお、人と人との触れ合いの中でしか味わえない温もりや刺激、学びがある。
傷つかない安全地帯に引きこもるのではなく、めんどくささも丸ごと引き受けて外へ飛び出していく。それこそが、40代からの心をいつまでも柔軟に保つための秘訣なのだと深く実感しています。

家族4人で海へ向かう、最高の午後

さて、今朝の配達を終えた僕には、とても楽しみにしている午後の予定があります。
福岡の専門学校から夏休みで島に帰省してきた娘と、妻、息子、そして僕の家族4人揃って、午後は海のシュノーケリングに出かけるんです。
朝の仮眠を終えたら、チラシの準備をサッと済ませて、家族で離島の綺麗な海へ飛び込んできます。
子供たちが成長し、それぞれ自分の世界へ羽ばたいていく中で、こうして家族全員で同じ時間を共有できる機会は、あと何度あるかわかりません。
泥臭い日々の格闘やトラブルを乗り越えてきたからこそ味わえる、この愛おしい非日常の時間を、全力で噛み締めてこようと思います。

明日もまた、淡々と

帰ってきたらきっと全身クタクタでしょうけれど、そんな心地よい疲労感さえも今の僕にとっては大切な生きている証です。
100点満点の完璧な日常じゃなくていい。
孤独と繋がり、仕事と遊び、その絶妙なバランスを自分自身でコントロールしながら。
明日もまた、午前3時20分に猫が僕を起こすいつも通りの朝から。
一部ずつ新聞をポストに届けるように、僕だけの確かな1ミリを、淡々と、丁寧に積み上げていきます。

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