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サウナ状態の車と、午前3時の経営判断。40歳の僕が「自分の取り分」を削ってでも人を雇う理由。

離島の夏は、いよいよ牙を剥き始めています。
今朝の配達は、もう本当に、笑ってしまうほどの泥臭さでした。
午前3時20分に猫に起こされ、外へ飛び出す。ここまではいつも通りですが、今、僕の仕事用マシンの「車のエアコン」が完全に壊れてしまっているんです。
夜明け前とはいえ、夏真っ盛りの島。クーラーの利かない車内はまさに移動式のサウナ状態です。全身から吹き出す大汗をぬぐいながら、なんとか今朝も無事に配達を終えて帰ってきました。
シャワーを浴びて冷たい水を飲み干した午前6時半。
この汗だくの体とは裏腹に、僕の頭は最高にクリアになり、ある「心地よい興奮」と「リアルな葛藤」の中にいました。
実は昨日、僕にとって今後のビジネスを大きく左右するかもしれない、とても大切な出会いがあったんです。

「親子で配達をやりたい」という、突然の光

先日、連絡の取れないスタッフとの関係に限界を感じ、「自分の心をすり減らさないために、新しい配達員を本気で探そう」と決意した話をnoteに書きました。
その直後、まるで僕の決意を後押しするかのように、知り合いの紹介である親子から「配達の仕事に興味がある」と連絡が入ったんです。
高校1年生の息子さんと、その親御さん。
昨日、さっそくお会いしてじっくりとお話をさせていただきました。
最初の印象は、2人とも本当に、驚くほど良い人たちでした。
「これなら、あの連絡がつかなくて毎朝ビクビクさせられるストレスから解放されるかもしれない……!」
心の底から救われるような、ありがたい気持ちが湧き上がりました。
でも、2年間この泥臭い現場で揉まれてきた「科学者(経営者)としての僕」は、そこでただ手放しに喜ぶだけでなく、冷静な目も失っていませんでした。

「いい人そう」と「仕事ができる」は別物である

どれだけ面接での印象が良くても、実際に働いてみないとわからない部分は必ずあります。
いざ配達が始まったら、入れ方が雑でクレームが来てしまうかもしれない。
前任者と同じように、配達漏れを繰り返すようになってしまうかもしれない。
人を一人採用するというのは、そういう不測のリスク(データ)も丸ごと引き受けるということです。
さらに、経営者としてもう一つ、生々しい「お金の葛藤」もありました。
新しく2人に配達を任せるということは、当然、その分の給料を支払う必要があります。
自分で配る範囲を他人に譲るわけですから、**「一時的に、自分自身の手元に入ってくる収入は減る」**ということです。
自分が無理をして、睡眠時間を極限まで削って配り続ければ、確かに一番お金は稼げます。
でも、今の僕は知っています。
これ以上睡眠時間を削れば、僕の体(資本)がいつか限界を迎えてしまうことを。

舞い込んできた、16%の追い風

一時的な減収を恐れて、すべてを自分で抱え込んでいては、一生「時間の切り売り」から抜け出せません。
自分の睡眠時間をしっかり確保し、日中の体力を温存する。
そして、その生み出した時間と冴えた頭を使って、他人の機嫌に左右されない「週に数回のカフェのバイト」の日数を調整したり、今まさに挑戦している「宅建の勉強」や「新しい副業(仕込み)」にエネルギーを注いで、プラスアルファの太い収入源を作っていく。
これこそが、僕が40代のセカンドキャリアで本当にやりたかった「人生の仕組み化」です。
そう自分の中で覚悟を決めたとき、驚くような「データ」が手元に飛び込んできました。
先日の交渉によって、来月か再来月あたりから、チラシの手数料単価が**「16%」**引き上がることが確定したんです。
計算してみると、それだけで毎月の僕個人の収入が「約2万円弱」上乗せされる見込みになりました。
自分で大汗をかかなくても、人を雇いながら、自分の収入をキープできる。
「あぁ、自分でちゃんと決断をして、最初の1ミリを動かし始めたからこそ、こういう良い流れ(追い風)を引き寄せられたんだな」と、震えるような納得感を覚えました。

めんどくさいは、元気の源

一昨日は、久しぶりに約1週間ぶりのカフェのアルバイトもありました。
行く前は相変わらず脳が「めんどくさいな、家でゆっくりしたいな」と幻のブレーキをかけてきましたが、いざ行って体を動かし、人とたくさん喋り終えたとき、やっぱり心は元気になっていました。
「自分で選んだしんどさ」に飛び込んでいく勇気。
それこそが、僕たちの退屈な日常をアップデートしてくれる、一番の燃料です。
車のエアコンは壊れていてサウナ状態だし、新しい採用への悩みも尽きませんが、今の僕は、この「思い通りにいかない不器用な現実」を、本当に楽しめています。
他人のニュースや、過去のトラウマに心を奪われている暇は、僕の人生にはやっぱり1秒もありません。
明日はまた、午前3時20分に猫が僕を起こす日常が来ます。
簡単すぎず、難しすぎない、自分だけのゲームを僕自身の手で攻略しながら。
一部ずつ新聞を届けるように、僕の望む未来へ向けて、明日も淡々と、1歩ずつ積み上げていきます。

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