大人の思考が詰んでいるんじゃない? ―AIに見る「4つの学習法」―
前回は『日本人は本当に勤勉で優秀なのか』をテーマにしました。
今回は『なぜ日本の教育は詰みやすいのか』について、私なりにまとめてみました。
目的:学習法4タイプの理解と日本の状況把握
AIの学習法を人の学習にあてはめて考えていきます。これは我ながらとても良いアイディアだと自分を大絶賛中。きっと理解しやすいと思うので、是非最後までお付き合いください。

まずひとつめは教師あり学習です。こちらは、言わずもがな、日本の学校教育そのものです。正解、または正しい形があります。

次に正解のない学習(教師なし学習)です。AIにおいては『傾向』や『構造』を見つける学習になります。人間の場合、例えば株式投資でローソク足や移動平均線を参考に株価の動きの傾向を読む、とか。占星術(統計学)や先人の知恵(焼きサンマには大根おろし、等)もこちらに当てはまると考えます。

3つめは模倣学習です。動物が産まれて初めてする学習はこの模倣学習ですね。『やり方は見て学べ!』という、技術の継承、昭和の指導方法もこれにあたるでしょう。無意識に模倣してしまうこともあります。家庭環境や友人環境が大切だと言われるのは、この模倣学習の影響を指しているのだと思います。

最後4つめが強化学習です。トライ&エラーを繰り返して最適解を見つけていく学習方法です。ちなみにAIに『失敗』という概念はないそうです。あるのはスコア(報酬)が多かったか少なかったかだけ。
さて、ここまででおおよそ、4つの学習法の違いをご理解いただけたかと思います。
では、日本人の考える一般的な『勉強』はこのうちのどれでしょう。
そして、日本人はこの4つのうちどれを得意とし、どれを苦手としているでしょうか?
そうです。
日本人の考える勉強はほとんどが
①正解のある学習。
あと、③模倣学習は得意ですね。
そして、②正解のない学習と④強化学習が苦手です。これらを『学習』と認知していない人も多いのではないでしょうか。
なぜなら『正解のある学習が得意=成績優秀』『模倣学習=空気が読める』という評価システムの中で、『正解が分からない』『出る杭、前例なし』『失敗』は明らかなエラーだったからです。
けれどAIの進化により、正解のある答えを記憶しているだけでは通用しない世界に、今私たちはいます。
日本が世界でどう評価されているのかは、是非前回の投稿も読んでみて下さいね。
次回 3月2日(月)
とある店での「偏差値と現場力」の逆転現象
―AIに見る「4つの学習法」番外編―
【連載|日本の未来とこどもの未来】
