見出し画像

古希界隈の日常:なんともやるせない事件と判決

Aloha!

緊迫している世界情勢を思うと、のんきなことを書くことに少し疑問(不適切?空気を読め?)を感じてしまいがちな庵主ではあります。

でも、戦争状況のニュースの又聞きを書いてばかりいることにも遠慮があるようにも感じたりするし、、、

で、ちょっと違う方向で書いてみます。
一昨日に見たニュースですが、、、

2024年に滋賀県大津市で、保護観察中の男が担当の保護司を殺害した事件で、二日、大津地裁で無期懲役の判決を言い渡されました。

この事件をご存知の方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。
保護司という言葉はいかがですか?

庵主が聴いたことがあったのは2時間ドラマとかの中くらいでしたか。
保護司とは執行猶予中であったり保護観察中の人に対して、仕事や生活の様子に気を配って当人と面接などを重ねながら、再び罪を犯したりしないように指導、というより寄り添っていく、無償の国家公務員なんだそうです。

この事件は、「守護神様の声に従ってやりました。」などと法廷で語るなど、少し宗教的というかオカルト的というか、そういう側面から世間の耳目を集めたきらいもありますね。

裁判では、殺害された保護司の方が最後まで被告に対して「社会に戻るんだろう?」、「こんなことはやめなさい」と諫めていたとの記録が残されて下り、最後まで被告の更生を願っていたことが伺えます。

被告は、保護司の方に個人的な恨みはなく、自分の人生が上手くいかないのは国家のせいで、保護司は国家の手先のような対象としてみており、それを殺害することで国に復讐する、のように考えるに至った経緯があったのだそうです。

検察の求刑は無期懲役で、判決は求刑通り無期懲役でした。
被告は人の命を奪うという取り返しのつかない罪を犯したことに間違いはありません。
無罪ではあり得ません。罰は受けなくてはなりません。
だから、無期懲役でも仕方ないともいえます。

庵主はふだんは厳罰を求める考えが強めかもしれません。
ですが、この事件では保護司の方の思いとして、被告の更生を心から望んでいた気持ちも感じてしまいました。

無期懲役の判決が出たことにより、被告が更生するチャンスはほぼ潰えてしまったと言ってもいいでしょう。
昔は無期懲役と言っても、仮釈放のチャンスがあったりしたように記憶しています。あくまでも無期、期限をとくに決めていない、イメージがあったかもしれません。
しかし、近年の無期懲役は、終身刑に近いみたいで、期限はなくずっと、のようになっているようです。

被告が控訴するのかどうかはまだわかりません。
更正のチャンスは与えられないまま終わるかもしれません。
世の中に数多ある殺人事件の一つでしかないかもしれません。

庵主は天使(脳天気?)ではないので、全ての被告が更生できるなんていうお花畑の考えはありませんが、日本は有罪の被告が更生するチャンスが与えられない国になっているのかもしれません。
国から、社会から寛容が無くなっていることを感じます。

それではまた。

いいなと思ったら応援しよう!

Flute Papa この記事がお気に召しましたらサポート頂けますか? いただいたサポートはよりよい記事作成に役立てさせて頂きます( ̄^ ̄)ゞ