【2026年版】消化器内視鏡専門医試験 完全ガイド|日程・受験資格・難易度・合格率まとめ
2026年度(令和8年度)の消化器内視鏡専門医試験について、試験日・申請スケジュール・受験資格・難易度・合格率を、日本消化器内視鏡学会(JGES)の公式情報をもとに1ページに整理しました。2026年度から受験資格と申請ルールが抜本的に変わったため、これから申請・受験する先生が「自分は何を、いつまでにやればいいのか」を最短で把握できることを目的にしています。
⚠️ はじめに(免責):本記事は2026年6月時点の日本消化器内視鏡学会の公開情報をもとに整理したものです。2026年度から受験資格・申請スケジュールが大きく変更されており、年度・回によって条件が異なります。日程・料金・要件は変更される場合があるため、手続きの最終確認は必ず公式サイトで行ってください。本記事は合否を保証するものではありません。
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この記事で分かること
・2026年度試験の基本情報(試験日・方式・料金)
・2026年度から変わった申請スケジュールと「落とすと痛い締切」
・受験資格の確認(基本領域資格・学会活動・研修年数・内視鏡件数)
・公式データで見る難易度・合格率の推移
・出題範囲と、それを踏まえた学習の優先順位(※ここは筆者の整理)
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1. まず結論:2026年度試験の基本情報【公式】
■ 試験名:消化器内視鏡専門医試験(2026年度/令和8年度)
■ 試験日:2026年11月29日(日) 10:00〜12:30
■ 集合(受付)時間:9:30〜9:45(遅刻すると受験不可)
■ 試験方式:CBT方式(全国のCBT試験センターで受験/面接・実技試験はなし)
■ 受験票:発行なし(本人確認書類の持参が必須)
■ 受験料:15,000円/認定料:20,000円(合格後)
■ 結果発表:2027年1月下旬(予定)/認定日:2027年4月1日(予定)
ポイントは3つ。①全国のCBT試験センターでの受験(自宅受験ではない)②面接・実技はなく筆記(CBT)のみ ③本人確認書類を忘れると受験できない、という運用面の注意です。
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2. 【最重要】2026年度から変わった申請スケジュールと締切【公式】
この試験の今年いちばんの注意点が、2026年度(令和8年度)からの制度変更です。従来の「冬(12〜2月)申請・夏(7月下旬)試験」から、「春(4〜7月)申請・秋(11月)試験」へ前倒し・再設計され、新専門医制度との整合性を取る形でルールが整理されました。
2026年度の全体スケジュール
・🔴 2026年3月末:研修カリキュラム登録システムで達成率100%が必須(ここが未達だと申請に進めない)
・2026年4月1日〜6月末:エントリー期間
・2026年4月1日〜7月末:申請書提出期間
・2026年10月1日〜18日:受験会場予約期間
・2026年11月29日(日):試験当日
・2027年1月下旬:結果発表
・2027年2月中旬〜:認定証送付/2027年4月1日:認定日
落とすと痛い締切(“失敗の重さ”が大きい順)
・🔴 3月末:研修登録システムの達成率100% = 最も致命的。診療実績は基本領域研修開始後に指導施設・指導連携施設で行ったものだけが有効で、登録・要件が整っていないと「検査はしているのに実績が認められない」事態に直結します。
・🔴 6月末:エントリー / 7月末:申請書提出 = ここを逃すと次年度送り。
・🟡 10月1日〜18日:会場予約 = CBT会場・枠の確保。
・🟢 本番(11/29)に向けた学習計画。
⚠️ 制度変更の影響が大きく、年度ごとに運用が動きます。自分の研修開始時期・登録状況・件数の数え方は、必ず公式の最新案内とマイページで確定させてください(数日の遅れが「次年度送り」に直結します)。
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3. 受験資格の確認:自分は対象か【公式・要約】
主な要件は「①基本領域資格 ②学会活動 ③研修歴 ④内視鏡件数」で整理できます。
① 基本領域の専門医資格(いずれか)
・総合内科専門医(内科専門医)または認定内科医
・外科専門医または外科認定登録医
・放射線科専門医/小児科専門医/救急科専門医/臨床検査専門医 のいずれか
② 学会活動の要件
・直近5年間で学術集会に5回以上出席(総会1回以上・支部例会2回以上を含む)
・直近5年以内に、筆頭で学会発表または学会誌への論文掲載が1回以上
・直近5年以内に所属支部セミナーの受講が1回以上
③ 研修の要件
・基本領域研修2年目の4月1日以降から内視鏡研修をカウント開始できる
・3年以上の研修を修了し、申請年3月末時点で達成率100%
④ 内視鏡件数(次のいずれかを選択)
・パターンa(件数ベース):上部消化管内視鏡 1,000件+下部消化管内視鏡 300件
・パターンb(点数ベース):診断で上部1点/回+下部5点/回、合計1,000点以上
・+ 治療内視鏡の実績:治療例から20例を提出し、①切除術(ポリペクトミー・EMR・ESD)②止血術 ③狭窄拡張術・ステント挿入 の3手技を必ず含む
・件数は指導施設・指導連携施設での研修期間内の実績のみ有効
※自分が「件数a/点数b」のどちらで申請するかは早めに決め、システム登録のタイミングと合わせて確認してください。最終判断は必ず公式規則で行ってください。
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4. 難易度と合格率:公式データで冷静に見る
合格率を年度で並べると、難易度の実像が見えてきます(受験者数に対する合格者数=受験ベースで統一)。
・2022年2月 75.2%(受験1,529名/合格1,143名)
・2022年7月 87.2%(受験1,228名/合格1,071名)
・2023年度 93.6%(受験 940名/合格 880名)
・2024年度 96.0%(受験 897名/合格 861名)
・2025年度 85.6%(受験 825名/合格 766名)

■ 読み方:直近は8〜9割台で、極端に低い試験ではありません。ただし2022年2月は75.2%、直近の2025年度も85.6%まで下がっており、年度差は小さくありません。「医師国家試験や基本領域専門医を突破してきた集団の中で、20人に1人前後が落ちる」試験であり、しかも近年は過去問と異なる出題が増えて難化傾向と指摘されています。普段から内視鏡に従事している消化器内科医でも、完全な無対策では落ちている人がいるのがこの試験の実像です。
📌 合格率は集計のとり方(申請ベース/受験ベース)で数値がぶれます。本記事は「受験者数分の合格者数」で統一しています。比較サイトでは申請ベースの数字が混在することがあるので注意してください。
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5. 出題範囲と学習の優先順位
公式の対策教材【まず押さえる】
・日本消化器内視鏡学会専門医学術試験問題 解答と解説(最新版):学会公認の問題集。過去問対策の軸になります。
・公式の参考書・内視鏡アトラス類:所見・画像診断の知識を「見て思い出せる形」にするのに有用。
・最新ガイドライン:疾患ごとに版が異なるため、学習時は疾患ごとに最新版を確認。
ここから先は「筆者の学習戦略」です(公式の優先順位ではありません)
以下は公式が示した出題優先順位ではなく、出題の傾向を踏まえた筆者なりの整理です。学習計画の参考としてお使いください。
内視鏡専門医試験は、消化器病専門医試験以上に「内視鏡所見・画像診断・処置(EMR/ESD・止血・ステント等)・偶発症対応」の比重が高いのが特徴です。疾患知識だけでなく「この画像は何か」「この所見で次に何をするか」を問われます。
■ ① 絶対に落とせない王道:早期胃癌・大腸ポリープ/早期大腸癌の内視鏡診断と治療適応、食道癌(NBI拡大・ヨード染色)、消化性潰瘍出血の内視鏡的止血、ピロリ、GERD/バレット、IBD(UC/Crohn)の内視鏡所見。
■ ② 差がつく領域:ESDの適応・手技・偶発症、EUS/ERCP関連(胆道・膵)、表在性病変の質的・量的診断、止血デバイス・クリップ・APCの使い分け。
■ ③ 取りこぼし防止:偶発症(穿孔・出血・膵炎)の対応、消毒・洗浄・感染対策、鎮静と安全管理、稀少病変の鑑別。
過去問外の出題が増えている近年は、「過去問を解く」だけでなく「所見→診断→次の一手」を一連で説明できる粒度まで仕上げるのが効きます。鑑別表・治療適応の境界(例:ESD適応拡大病変の線引き)・偶発症対応のフローを、画像とセットで持っておくと安定します。
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6. まとめ:ここを押さえれば本番まで迷わない
・試験日は2026年11月29日(日)/全国CBTセンター・面接実技なし・本人確認書類必須・受験料15,000円
・2026年度から申請制度が抜本変更。3月末のシステム達成率100%/エントリー〜6月末/申請〜7月末を必ず公式で確認
・受験資格は「基本領域資格・学会活動・3年研修・内視鏡件数(件数a or 点数b+治療20例)」
・合格率は概ね8〜9割だが、2022年2月は75.2%・2025年度は85.6%。年度差は小さくなく、過去問外の出題増で難化傾向
・出題は所見・画像診断・処置・偶発症の比重が高い。「所見→診断→次の一手」を説明できる粒度まで仕上げる
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参考・出典(日本消化器内視鏡学会 公式ほか)
・専門医試験(公式):https://www.jges.net/specialist/exam
・専門医新規申請について(公式):https://www.jges.net/specialist/sennmonni
・2026年度以降の専門医申請について(公式お知らせ):https://www.jges.net/news/news-specialist/2024/10/04/82128
・専門医制度規則(公式):https://www.jges.net/specialist/rule
※本記事の情報は作成時点(2026年6月)のものです。2026年度からの制度変更を含め、日程・要件・ガイドラインは更新される場合があるため、最終確認は必ず公式サイトで行ってください。
