軍師の流儀 第150話 継いだ器
黒い箱の中から現れたのは、割れ目を金で継いだ一つの茶碗だった。
傷を隠さず、壊れた跡を抱えたまま、もう一度人の手へ戻る器。
その金の線は、割れ始めた豊臣家と、これから何を受け継ぐのかを見つめる秀頼の前に置かれる。
器は、何を継ぐのか。
そして、誰の手へ渡るのか。
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