見出し画像

【第二十九弾】「再提出」について;学校生活では部分的,社会生活では全体的

学校と社会の違いを橋渡しします🍀

~学校は「提出した事実」を,社会は「使える成果物」を求める~

① 学校と社会の「評価軸」の違い
学校における現状は,
提出期限に指定された物を出すことが第一で,
内容はその次という減点方式が多い。
とりあえず出して,再提出の指示があったら,
後から追記して提出する。そこで加点につながる。
提出したらチェックされ,本人に物は戻ってくる

社会では,全く逆かもしれない。
提出物には,その先で使用する人物がいる。
どんな成果物でも,提出して終わりということは
そんなにない。
そう。成果物。提出物は成果物に変わる
再提出とは,追記したり直したりする感じではなく,
目的に対して何を達成したのかを見直すという意味。
後に使う人のレベルに達していないというフィードバックで,最初から加点方式なのです。

② 再提出を出さない心理
学校では,再提出をできなかった証拠として
扱われることが多い。
条件を満たしていないから受理されるように直して,
もう一度提出しなさい,と。
さらに,自己肯定感の維持が重視される傾向があり,
ダメ出しを避ける傾向もある。
とてもよくできている物を見本として紹介し,
みんなもこのように書けるようになりましょうと,
促す程度。批判はしないし,指摘はほどほど。

批判的なフィードバックの耐性が育たないまま,
社会に出る若者が増えている。
結果として,再提出の要求に「自分は否定された」と
認知しまう危険性がある。
そして,また否定されるかもと怖くなって,
出すという行動に移れなくなる。

でも,それは違う。社会でのその言葉の裏には,
期待の継続という意思表示がある。
だから「改善のチャンス」という
ポジティブな出来事だということに気が付いてほしい。

③ 再提出力を上げていこう
学校では,再提出の際にどの程度工夫をしているのか,
自分の気持ちのコメントを書いているのかなど,
どのように変えてきたのかをみている一面もあります。
でも,その良かった点について,
全員の前でそれを話すことはないし,
返却された本人にしか分からないこともある。

社会では,上司は「直せる人」に着目している。
最初から完璧な人ではなく,指示に対して柔軟に対応し,
変更して成果を上げてくれる人のことです。
ここが,信頼構築の入口
再提出を丁寧になおし,上司の意見を伺い,
さらに品質を上げて提出をする。
そのプロセスが仕事の意味を理解していると,
評価されるようになっていくのです。
【再提出力については,別の機会に深堀します】

④ 学校では教わらない「やり直しの技術」
それは,やり直しは思考の可視化だということ。
学校で,物凄く感動する再提出物は存在する。
なぜ解けなかったのか,
なぜ取り組みが足りなかったのか,
なぜ再提出になってしまったのか。
そう,自分の分析を文章で残してくれる物。

単に,やり直しました!という提出物は,
提出して終わりを迎える。

何を変えたかを書いて,なぜ変えたのかを付け加えると,
自分の思考の整理にもなり,相手への説明にもなる。
同じ指摘を受けないための防御策にもなる。
主体的に記載することで,
相手への印象は全く異なるから面白い。

⑤ 最後に
再提出とは,あなたの価値を証明する場です
再提出できる力は,やがて「任せられる人」という
評価へと変換されていきます。
やり直しは恥ではない,チャンスなんだと,
違う方向から捉えてみませんか。