離婚してから、私は強くなった。でも、本当は強くなんかなりたくなかった
「強くなったね」
離婚してから、そんなふうに言われることがあります。
一人で子どもを育てている。
仕事もしている。
大変なことがあっても、自分で乗り越えている。
だから、きっと周りから見ると、私は「強い人」に見えるのだと思います。
でも、本当のことを言うと。
私は、強くなんかなりたくありませんでした。
ただ、強くならなければいけなかった。
子どもたちを守るために。
生活を続けるために。
毎日を乗り越えるために。
それだけだったのです。

24歳で結婚して、年子の子どもを産んだ
私は24歳で結婚しました。
そして、年子で2人の子どもを出産しました。
上の子がまだ0歳のとき、2人目を妊娠しました。
本来なら、家族が増えることを喜ぶ時期だったのかもしれません。
でも、私の場合は違いました。
2人目を妊娠したとき、「産むなら離婚」と言われました。
まだお腹の中に赤ちゃんがいて、上の子も0歳。
お腹の張りもひどく、身体的にもかなりつらい時期でした。
そんな状態で、離婚について考えなければならなくなりました。
話し合いだけでは解決せず、調停になりました。
今振り返っても、あの頃の私は本当にいっぱいいっぱいだったと思います。

「この子たちをどうやって育てていけばいいんだろう」
一番大きかったのは、やっぱり将来への不安でした。
お金はどうする?
仕事はどうする?
子どもたちはどうなる?
これから先、私は一人で2人を育てられるの?
考えれば考えるほど、不安になりました。
でも、泣いているだけでは何も変わりません。
子どもたちは待ってくれません。
お腹の赤ちゃんも、毎日大きくなっていきます。
だから、私は動くしかありませんでした。
強かったわけではありません。
怖かったけれど、進むしかなかったのです。

シングルマザーになってからも、不安はなくならなかった
離婚すれば、すべてが楽になる。
そんなことはありませんでした。
むしろ、そこから新しい不安が始まりました。
仕事。
生活費。
子どもの学校。
将来のお金。
病気になったらどうする?
自分が働けなくなったら?
子どもたちに何かあったら?
考え始めると、きりがありません。
それでも朝になれば起きて、子どもたちを起こして、毎日の生活を始めます。
どんなに不安でも、
「お母さんだから、やらなきゃ」
そう思っていました。

学校行事がつらかった時期もあった
シングルマザーになって、一番心に刺さったことの一つが学校行事でした。
運動会や授業参観。
周りを見ると、お父さんとお母さんが一緒に来ている家庭がたくさんあります。
私は一人。
子どもたちの隣にいるのも私だけ。
写真を撮るのも私。
荷物を持つのも私。
もちろん、子どもたちのために頑張りたい。
でも、ふと周りを見た瞬間に、
「子どもたちに惨めな思いをさせているんじゃないか」
と思ってしまうことがありました。
離婚したのは間違いだったのかな。
もっと我慢すればよかったのかな。
そんなことを考えたこともあります。

「強いお母さん」でいなければいけないと思っていた
子どもたちの前では、なるべく笑っていたい。
だから、弱音を吐くこともできませんでした。
本当は不安なのに、
「大丈夫」
と言う。
本当は疲れているのに、
「まだ頑張れる」
と言う。
本当は泣きたいのに、
子どもたちが寝てから一人で泣く。
そんなこともありました。
でも、今思えば、ずっと強くいる必要なんてなかったんですよね。

私を支えてくれたのは、子どもたちだった
私は子どもたちを守っているつもりでした。
でも、実際には私のほうが子どもたちに支えられていたと思います。
「お母さん」と呼んでくれること。
学校であったことを話してくれること。
くだらないことで一緒に笑えること。
疲れているときに、子どもたちの寝顔を見ること。
そんな何気ない毎日が、
「明日も頑張ろう」
と思わせてくれました。
子どもたちは、私が思っている以上に強かった。
そして、私も少しずつ強くなっていきました。

強くなったのではなく、生きてきただけ
今になって思うのは、
私は「強い人」になったわけではないということです。
ただ、その日その日を生きてきただけ。
今日を乗り越えて、
また明日を迎えて。
それを繰り返してきただけなんです。
だからもし、
「私は強くなれない」
と思っている人がいたとしても、大丈夫。
強くならなくてもいいと思います。
泣いてもいい。
誰かに頼ってもいい。
弱音を吐いてもいい。
それでも、ちゃんと前に進むことはできます。

頑張れない日があってもいい
シングルマザーだからといって、毎日完璧である必要はありません。
ご飯を作りたくない日があってもいい。
家事をサボる日があってもいい。
子どもにイライラしてしまう日があってもいい。
「今日はもう無理」
と思う日があってもいい。
それでも翌日になれば、また少しずつやればいい。
私はそう思えるようになりました。

あの頃の自分に伝えたいこと
もし、妊娠中に離婚を突きつけられた頃の自分に会えるなら、伝えたいことがあります。
「大丈夫だよ」
「今は何も見えないけど、ちゃんとここまで来られるよ」
「全部完璧にやらなくていいよ」
「あなたは、思っているよりずっと頑張ってるよ」
そして、
「強くならなくてもいいんだよ」
と伝えたいです。
あの頃の私は、強くならなければ子どもたちを守れないと思っていました。
でも今は、
弱い自分も含めて、自分なのだと思えるようになりました。

同じように頑張っているあなたへ
もし今、一人で子育てをしている人がいたら。
毎日、不安でいっぱいの人がいたら。
「私がしっかりしなきゃ」と思い続けている人がいたら。
少しだけ肩の力を抜いてください。
あなたは、もう十分頑張っています。
強くなくてもいい。
泣いてもいい。
誰かを頼ってもいい。
それでも、あなたは子どもたちにとって大切なお母さんです。
私もまだ、人生の途中です。
これからも悩むと思うし、弱くなる日もあると思います。
それでも、子どもたちと一緒に、自分らしい幸せを探していきたい。
「強い母親」になるためではなく、
自分も子どもたちも、笑っていられる毎日のために。
それで十分なんだと思っています🪽
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