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mizunouta
「球に触れない場所」…幸せの価値観
息子の友人Aが
野球の強豪高校ではなく、
人数ギリギリのチームに進学した。
友人Aは1年の春には背番号をつけ、
その夏にはスタメンで試合に出ていた。
決して強い学校ではないけれど、2回戦を突破し、
友人Aは入学して間もなく
公式戦に3試合もフル出場した。
きっと彼にはこれから、春、秋、夏を数えて、
あと6回も、プレイヤーとして大会出場の機会があるだろう。
一方、うちの息子は、そんなに野球は上手くない。
なのに選んだのは強豪ではないものの、中堅校だ。
最期の夏も、背番号をもらうのがやっとかもしれない。
もしかしたら、グローブをメガホンに持ち替えて
スタンドにいるかもしれない。
実際にそうなってみないとわからないけど、
本人は、どんな自分を「幸せ」と感じるのだろうか……。
自分が決めた『選択』を替えることは
もう難しいけれど、
人生は野球を終えてからの方が長い。
すぐにでなくてもいい。
自分の人生を振り返ったときに
せめて『野球をやっていてよかった』と思えるような
高校生活でありますよう、祈るばかりだ。
