軽貨物ドライバーは本当にやめとけ?現場で感じたメリットと注意点
軽貨物ドライバーは「やめとけ」と言われる理由|現役ドライバーが感じる本当の注意点
軽貨物ドライバーについて調べると、よく出てくる言葉があります。
「軽貨物はやめとけ」
「軽貨物はきつい」
「軽貨物は稼げない」
これから始めようとしている人にとって、不安になる言葉だと思います。
特に、50代から転職を考えている人。
今の仕事がきつくなってきた人。
人間関係に疲れて、ひとりでできる仕事を探している人。
そういう人ほど、気になるはずです。
現場で働いている立場から言うと、軽貨物は誰にでもおすすめできる仕事ではありません。
ただ、「やめとけ」で終わらせるのは少し雑です。
正しく言うなら、
何も知らずに始めると危ない仕事です。
軽貨物が「やめとけ」と言われる理由
軽貨物がやめとけと言われる理由は、主にこのあたりです。
・体力的にきつい
・売上と手取りが違う
・経費が思ったよりかかる
・休むと収入が止まる
・車の故障リスクがある
・委託会社によって条件が違う
・未経験だと最初が大変
軽貨物は、会社員ではなく業務委託で働くケースが多いです。
自由に見える反面、守られにくい面もあります。
ここを知らずに始めると、
「思っていた仕事と違った」
「こんなにきついとは思わなかった」
「思ったよりお金が残らない」
となりやすいです。
軽貨物は、運転だけの仕事ではない
軽貨物という名前ですが、軽い荷物ばかりではありません。
水。
米。
飲料ケース。
日用品のまとめ買い。
大きな段ボール。
こういう荷物も普通にあります。
さらに、配達先によっては、エレベーターのないアパートや階段の多い建物もあります。
軽貨物は、ただ車を運転する仕事ではありません。
積み込み、運転、配達、階段、不在対応、時間指定。
これを一日中くり返します。
50代から始めるなら、体力面は甘く見ないほうがいいです。
腰、膝、疲労の残り方。
このあたりまで含めて考えたほうが現実的です。
「月収50万円」と「手取り50万円」は違う
軽貨物の求人では、よく見かけます。
月収50万円以上可能
高収入ドライバー募集
未経験でも稼げる
たしかに、売上として月50万円を超えることはあります。
自分も宅配をしていたとき、月の売上が50万円を超えることはありました。
ただし、売上と手取りは違います。
軽貨物では、売上から経費を引いて考える必要があります。
・ガソリン代
・車両代
・保険
・オイル交換
・タイヤ代
・車検代
・修理代
・駐車場代
・スマホ代
・地図アプリ代
・税金
売上が高く見えても、経費が多ければ手元に残るお金は減ります。
軽貨物で大事なのは、月収ではなく「いくら残るか」です。
求人票の金額だけで判断すると、あとから苦しくなります。
休めば収入が止まりやすい
軽貨物は、多くの場合、個人事業主です。
会社員のように、休んでも給料が出る働き方とは違います。
体調を崩して休めば、その日の売上は基本的にありません。
ケガをして走れなければ、収入は止まります。
車が故障すれば、仕事も止まります。
ここはかなり大きな注意点です。
軽貨物は、体と車が資本の仕事です。
自由に見えるぶん、自分でリスクを背負う働き方でもあります。
車両費を甘く見ると苦しくなる
軽貨物ドライバーにとって、車は仕事道具です。
車が止まれば、仕事も止まります。
持ち込みなら車両代を抑えられる場合があります。
ただし、修理代や故障リスクは自分で考える必要があります。
リースなら初期費用を抑えやすい反面、毎月の固定費がかかります。
どちらが正解というより、自分の状況に合っているかが大事です。
軽貨物は走行距離が増えます。
オイル交換も必要です。
タイヤも減ります。
故障すれば修理費がかかります。
「車があれば何とかなる」と考えると、あとで負担が重くなります。
委託会社選びで失敗することもある
軽貨物で見落としやすいのが、委託会社選びです。
同じ配送の仕事でも、どの委託会社と契約するかで働きやすさは変わります。
確認したいのは、たとえばこのあたりです。
・手数料はいくらか
・車両リース代はいくらか
・荷物量は安定しているか
・休みの相談はできるか
・体調不良時に助けてもらえるか
・エリアは固定か
・トラブル時のフォローはあるか
少人数の委託会社は、距離が近くて働きやすいこともあります。
ただ、社長との相性が悪いと、逃げ場が少なくなります。
人数が多い委託会社なら、急な休みや荷物の引き継ぎで助けてもらいやすい場合もあります。
もちろん会社によりますが、契約前に確認する価値はあります。
軽貨物は、仕事内容だけでなく「どこと契約するか」も大事です。
未経験でも始めやすい。でも楽ではない
軽貨物は、未経験から始めやすい仕事です。
特別な資格がなくても挑戦しやすいです。
50代から始めている人もいます。
ただし、始めやすいことと、楽に続けられることは別です。
最初は覚えることが多いです。
荷物の積み方。
配達ルート。
時間指定。
不在対応。
アプリ操作。
地図の見方。
効率のいい回り方。
慣れるまでは、かなり大変です。
荷物が多い日は焦ります。
時間指定に追われる日もあります。
思うように配れず、落ち込むこともあります。
軽貨物は、始めるハードルは低めでも、続けるには慣れと工夫が必要です。
軽貨物に向いている人
軽貨物に向いているのは、こういう人です。
・体を動かす仕事に抵抗がない
・ひとりで動く時間が好き
・安全運転を意識できる
・地道な作業を続けられる
・売上と経費を分けて考えられる
・契約条件を確認できる
・現場で少しずつ改善できる
軽貨物は派手な仕事ではありません。
毎日、荷物を積んで、配って、確認して、また走る。
そのくり返しです。
だからこそ、コツコツ続けられる人には合います。
年齢だけで決まる仕事ではありません。
50代でも、真面目に続けて信頼されているドライバーはいます。
軽貨物に向いていない人
逆に、こういう人は注意したほうがいいです。
・楽に稼げると思っている
・経費を計算したくない
・体力仕事を避けたい
・車の維持費を考えていない
・契約内容を確認しない
・売上だけを見て判断する
・休みやすさを確認しない
この状態で始めると、後悔しやすいです。
軽貨物は、良くも悪くも現実的な仕事です。
求人票のきれいな言葉だけで判断しないほうが安全です。
50代から軽貨物はやめたほうがいいのか
50代から軽貨物を始めるのは無理なのか。
結論から言うと、50代からでも軽貨物はできます。
実際に、現場には50代、60代のドライバーもいます。
ただし、若い人と同じ感覚で始めるのは危険です。
50代から始めるなら、特に確認したいのはこのあたりです。
・一日の配達個数
・エリアは固定か
・階段の多い地域か
・荷物の重さ
・休みは取れるか
・体調不良時のフォロー
・車両費
・経費を引いていくら残るか
50代だから無理なのではありません。
何も知らずに始めるのが危ないのです。
まとめ|軽貨物は「やめとけ」ではなく、知らずに始めるのが危ない
軽貨物ドライバーが「やめとけ」と言われる理由には、現場のリアルがあります。
体力的にきつい。
経費がかかる。
売上と手取りが違う。
休めば収入が止まる。
車の故障リスクがある。
委託会社によって差がある。
未経験だと最初は大変。
これは事実です。
でも、軽貨物そのものが悪い仕事というわけではありません。
軽貨物は、現実を知ったうえで始めるなら選択肢になります。
大事なのは、求人票の月収だけで判断しないことです。
仕事内容。
委託会社。
車両。
体力。
経費。
休みやすさ。
エリア。
繁忙期。
ここまで含めて考えたほうが安全です。
勢いで決めるより、判断材料を持つ。
その方が賢明です。
軽貨物を始める前に、もう少し詳しく知りたい方へ
軽貨物は、始める前の確認でかなり差が出る仕事です。
有料noteでは、50代から軽貨物ドライバーを始める前に知っておきたい現実を、現場経験をもとにまとめています。
・50代から軽貨物は本当にできるのか
・宅配と企業配の違い
・月収と手取りの考え方
・経費で見落としやすい部分
・委託会社選びの注意点
・車両リースと持ち込みの考え方
・応募前に確認したい質問
・向いている人、向いていない人
・始める前のチェックリスト
軽貨物に興味はあるけれど、失敗したくない。
求人票だけでは判断できない。
50代から始めても大丈夫か不安。
そう感じている方は、勢いで決める前に読んでみてください。
軽貨物を始めるかどうかを冷静に判断するための材料として使える内容です。
▶ 有料noteはこちら
50代で軽貨物ドライバーを始める前に知っておきたい現実
