まどマギの新作映画が期待外れだった
※ネタバレ注意
ワルプルギスの廻天を深夜0時に観てきた。アニメ放送開始から15年間、あらゆる媒体のまどマギ関連作品を追い続けてきたって程の熱烈なファンではないけど、それでもまどマギは昔から大好きでその新作映画がやっと観れるとドキドキワクワクしながら観に行った。
結果はタイトルに書いてる通り、総評として期待外れだったと言わざるを得ない。全部がつまらなかった訳ではなく、良いシーンも勿論あるにはあった。ただ長い年月を経て出力された割には待った甲斐を感じなかったなと。TVシリーズ本編と叛逆の方が好きだなと。

ワルプルギスの夜のルーツが知れたりPSPに出てきた針の魔女の元の子っぽいQB賛同者がまどかを魔女にさせよう!って展開は素直にいいねとなったが、それ以外は公式パンフにも触れられてる通り基本的に各人が台詞で色々と説明しようとするシーンが多々あり冗長というか大分くどく感じてしまった。
ぽっと出の新キャラ達が暴れて思い入れのある既存の5人が叛逆ほどの派手な活躍がなかったのも満足できなかった点の一つ。もっとお馴染みの5人に見せ場があってほしかった。最後の取ってつけたかのようなティロ・フィナーレは取ってつけた感が強すぎてイマイチ乗り切れない。最終的には新キャラ3人もある程度は好きになったけど。ワス先輩とセルマ良いキャラしてる。

叛逆のほむらちゃんVSマミさんみたいな見応え抜群の戦闘シーンがまた観たいって欲求が満たされなかったのが自分の中で一番落胆が大きい理由かもしれない。ただこれに関してはワルプルギスの廻天の戦闘シーンが悪いのではなく叛逆の時止め銃撃戦がずば抜けて良すぎたといった方が正のように思える。あんな凄い戦闘が描けたまどマギならまた凄いものが観れるかもとつい期待してしまった。ハードルを下げて観るべきだったと初日最速で観たが故の後悔。
何で脚本虚淵のまどマギなのにアニメ本編と叛逆の趣とは大きく異なると感じたんだろうと疑問だったけど、パンフに掲載されている虚淵さんインタビューでの、
「僕は毎回の脚本で全部を出し尽くしちゃうので、叛逆の物語の次をどうしようってことになっても、それ以上に僕の中から出てくるものはなかった。しかし、劇団イヌカレーさんが膨大なアイディアのスケッチを溜めてくれていたんですよね」
「僕の脚本家としてのお仕事は、物語を作ったというより、すでにある材料を並べ替えた」
「今回のワルプルギスの廻天に関しては、やはりアイディアそのものも、全部イヌカレーさんからのもらい物ですよね」
で実は虚淵産の物語ではなくイヌカレー産の物語だと知って腑に落ちた。自分が好きだったまどマギ成分は虚淵さん本人が言ってる通り叛逆で出し切られたんだなって。サイコパス然りアルドノア・ゼロ然り虚淵さんの手が本格的に加わらなくなった作品は途端に刺さらなくなる法則が自分の中で確固たるものになる。
総括
全体的に行間を埋めるような内容で、ワルプルギスの夜のルーツを筆頭にファンとして知れてよかったと思える情報がある一方で、かつての趣は感じ難く、作風の変化(初稿が2015年とはいえ)が顕著に現れてた映画だった。
これが仮に叛逆から間を置かず公開され、且つきっぱり終わるか続編が間髪入れず決まっていたのなら見方が変わったかもしれないが、そうではないので今こんな感じのnoteを書く運びになってる。一応言っておくと「つまらない」「駄作」と言ってる訳ではなく諸々の事情込みで「期待外れ」が自分の最終的な評価です。君はもっと面白い作品だったはずと言いたい。もし次があるなら今度は心の底から良いと思える映画に生まれ変わってほしい。以上。

