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管理職として、誰しも必ず一度は通るであろう難問
部下が思うように動いてくれない
この悩みは、
どれだけ小規模な組織であっても、
管理職として働く身としては、決して避けては通れない。
僕自身、過去に沢山の失敗をしてきたが、
常に答えは一つではなく、
その状況において、適切な対応は当然変わる。
それ故に、過去の成功体験だけで突破できるほど
そんな単純なものでもなかった。
だから管理職をやりたくないと望む者もいる。
給料が上がらないのに、責任や悩みが増えるだけ
これも事実だと思う。
トレードオフではないが、その大きな代償として、
人の繋がりを断ち切ることになることだってある
これも事実。
ただ一つ例外として、
そもそも人参すら用意されていない会社であれば
今挙げたもので悩むことは、全てナンセンスであるため
その場合のみ除外したい。
しかし、
対価は決してお金や人間関係だけではない。
「他人を管理する」という経験をすることで、
人として大きく成長することがあることも事実
僕自身、管理職をする前とした後では
自分自身の成熟度に、天と地の差があると既に実感している。
未熟であるからこそ、やる価値があると思う。
これまでに沢山試行錯誤してきたが、
その数多くの失敗の中から、
一つ共通点を見つけた
本日はそれを皆さんに共有していきたい。
部下が思うように動いてくれなかった理由の共通点
それはズバリ、
権限と判断基準を
具体的に示していなかったこと
【1】裁量範囲を伝える
【2】権限が足りない場合は報告させる
【3】やってはいけない範囲を伝える
ここまでは伝えていなかった。
僕は当時、“任せる”つもりで、
タスクだけを渡していた。
任せるとは、単純に"やってみろ"と
言うことだと思っていた。
経験が浅くても、とにかく部下を動かす
タスクをただ渡すだけでは、部下は判断に迷う。
「何を優先すべきなのか」
「どこまで決めていいのか」
これらが明確でないと、結局成果にブレが生じてしまう。
つまり、
部下は動いてくれなかった訳ではなく、
動きたくても動けない状態だったのだ
この共通点を知るまでに随分長い時間をかけてしまった。
無意識に、経験が浅い部下であるが故に、
原因はすべて部下にあると思い込んでいた。
これこそが大きな間違いだった
当時の部下に、
この共通点を理解した上で教えることができていれば、
また違った世界線があったかもしれない。
疎遠した部下との繋がりも、
無理に断ち切ることはなかったかもしれない。
もしかすると、
大きな後悔の上に、
大きな成長が成り立っているのかもしれない。
今ではそう思っている。
「任せる」とは、丸投げすることではない。
必ず、責任と権限をセットで与えること。
その線引きがあるからこそ、
部下も迷わず動くことができる。
この経験は、自分の思考の曖昧さも可視化してくれた。
判断の基準や前提条件を整理せずに、
部下へ指示を出していた自分が、
いかに非効率だったのか。
部下だけでなく、
自分自身をいかに苦しめていたのか
言葉を正しく使い、線引きを明示することは、
部下自身の判断の精度を上げるだけでなく、
自分自身が消耗しないための解決方法なのかもしれない。

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