はじめてのnote 自己紹介
noteを始めて5週間が経った
noteを始めて5週間が経った。フォロワーは1300人を超え、スキは2400を超え、コメントは100を超えた。読んでくださっている方がいることが、素直に嬉しい。
ある程度読んでいただけるようになった今、改めてこのアカウントについて自己紹介をしたいと思う。
このnoteのテーマ
このnoteでは、お金・心・人との関わり方について、体験談をもとに書いている。
FIREしたこと、人が怖かったこと、変わろうとしていること。きれいごとではなく、正直に書くことを大切にしている。このnoteはその変化の過程の記録だ。
私の過去の背景
過去のトラウマで、人が怖くなった。それでも社会に出て、消耗しながら会社員を続けた。毎日が消耗だった。それでも席に座り続けるしかなかった。
プログラミングという趣味が思わぬ形で実を結び、20代でFIREすることができた。3%ルールという計算式をもとに必要な資産額を計算し、その条件を満たしていることに気づいたのは2020年のことだった。ただ正直に言うと、FIREを決めた本当の理由はお金ではなかった。
同じ2020年ごろ、太宰治の『人間失格』を読んだ。読み進めながら、気づいたら泣いていた。言葉がこんなにも人の心を動かすのかと、初めて知った。人が怖く、感情を学ぶ機会を失ってきた私には、言葉も感情もまだ何も知らないという感覚があった。学ばなければならない、と思った。その時間を作るためにFIREを選んだ。
FIREしてからの2年半は、田舎の図書館の近くに引っ越し、読書に没頭した。さまざまな人の人生や感情に触れる中で、少しずつ内面が変化していった。人が怖くて避けていた自分が人と普通に関われるようになりたいと思うようになった。
今は環境を変えるために東京に引っ越した。声が小さいのでボイトレを始め、自分には話せる過去のエピソードがないのでグルメ巡りをしながらエピソードづくりをしている。すべて人と関われるようになるために行っていることだ。
フクヲキタゾウという名前の由来
このアカウント名「フクヲキタゾウ」には由来がある。
星新一のショートショート「服を着たゾウ」という作品だ。FIREして読書に没頭していた時期に読んだ一冊だ。
物語はこんな話だ。動物園の檻の中に閉じ込められていたゾウが、催眠術師にこう言われる。
「おまえはゾウではない。人間なのだ。人間の心を持ち、人間として考え、人間の言葉が話せる。いいか、おまえは人間なのだ」
その言葉をきっかけに、ゾウは人間のように行動し始める。檻から出たゾウはその風貌を活かしてタレントになり、人気者になった。熱心に仕事をし、くだらない遊びはせず、余った時間は読書に使った。お金が貯まると遊園地の経営者となり、その利益から恵まれない人たちに寄付をした。
ある人がゾウに尋ねた。「あなたは大変な成功をなさいましたね。いったい、その秘訣は」と。ゾウはこう答えた。
「わたしの心の奥に、おまえは人間だ、という声がひそんでいるのです。しかし、人間とはなにか、わたしにはよくわからなかった。そこで、本を読んで勉強をしたのです。人間とはどういうものか、人間ならなにをすべきか、などについてです。つねに学び、考え、その通りにやってきただけです。(後略)」
この物語と私
前のセクションで書いたゾウの言葉を読んでいる途中で、涙が止まらなくなった。言葉にはこれほどの力があるのかと思った。単なる文字列のはずなのに、心が震えた。頭ではなく、体の奥から何かが動いた感覚があった。
私は強い衝撃を受けた。そして思った。言葉を学ばなければならない、と。
檻の中に閉じ込められたゾウ。催眠術師の言葉一つで、人間のように動き始めたゾウ。そのゾウが最後にこう言う。
「(前略)あなたがた、自分が人間であると考えたことがおありですか」
その言葉が、刺さった。
私もずっと、檻の中にいた。トラウマという見えない檻の中で、人と関わることを避け続けた。ゾウを変えたのは催眠術師だった。私にとっての催眠術師は、本だった。
ゾウは人間のことがわからなかったと言った。私も同じだ。今でもよくわからない。でも、学び続けることはできる。
だからこのアカウント名を「フクヲキタゾウ」にした。
これからのこと
私はこのゾウのように立派な人間ではない。でも、人の役に立てるような人間を目指して生きていきたいと思っている。それがどういう形かはわからないけれど、そのためにはまず、人と普通に関われるようにならなければならない。今はそれができるようになるために奮闘中だ。
このnoteではその変化の過程を書いている。うまくいったことも、うまくいかなかったことも、正直に。これからもそうしていくつもりだ。
読んでくださっている皆さんに、あらためてありがとうと伝えたい。これからもよろしくお願いします!!
