図書館の返却ポストが教えてくれた、「いなくても回る」仕組みの設計
先日、借りていた本を返しに、近所の図書館に行きました。
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着いたときにはもう閉館時間を過ぎていたのですが、入り口の脇に返却ポストがあって、
そこに本を入れれば、いつでも返却したことになる仕組みになっていました。
司書さんはもういない。扉も閉まっている。
それでも、本はちゃんと「返却済み」として処理される。
(休館日の夜中でも、静かに本を呑み込んでいくポストを見ると、なんだか安心しますww)
ふと、これもJVと同じ構造だなと思ったんです。
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私は昔、「自分がいないと回らない」状態を、無意識に良いことだと思い込んでいました。
問い合わせも、契約の確認も、トラブル対応も、全部自分を通さないと進まない。
「頼られている」ということが、どこか誇らしくもあったんです。
(今思えば、司書さんが一人で全部の返却に立ち会おうとしているようなものですねww)
でも、それは同時に、自分がいない瞬間、すべてが止まるという意味でもありました。
体調を崩した日も、家族との時間も、休むたびに「大丈夫かな」という不安がつきまとう。
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図書館の返却ポストがすごいのは、「いなくても機能する導線」を先に設計してあることだと思うんです。
司書さんが窓口に立っていなくても、本は返せる。
夜中でも、休館日でも、利用者は迷わず本を返せる。
これは、司書さんの仕事をなくしたわけではありません。
「自分が立ち会わなくても進む部分」と「自分が立ち会うべき部分」を、
最初から分けて設計してあるということなんだと思います。
JV(ジョイントベンチャー)の本質も、まさにここにあります。
自分がいないと止まる工程を、あらかじめ他の人や仕組みに手渡しておく。
自分にしかできないことだけに、自分の時間を注ぐ。
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以前、あるクライアントさんの案件で、こんなことがありました。
その方は、講座の運営から生徒さんへのフォロー、事務連絡まで、すべて自分一人で対応していて、
旅行に行くたびにスマホを手放せない状態が続いていました。
そこで、事務連絡とフォローを担当してくれるパートナーとJVを組んでもらったんです。
自分がいなくても進む「返却ポスト」の部分を先に作り、
自分にしかできない「講座の中身」だけに集中する。
役割を分けた瞬間、その方は初めて何日か、スマホを見ずに旅行できたそうです。
「いなくても回るって、こんなに安心なんですね」
そう笑っていた顔を、今でも覚えています。
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自分一人の時間は、当たり前ですが24時間しかありません。
でも、「いなくても回る仕組み」を先に設計して、
Share OSの発想で誰かに手渡せば、
実質的なリソースはどんどん増えていきます。
一人で背負い続けることは、美徳ではなく、
ただ「導線を設計していないだけ」なのかもしれません。
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Era of Shareという言葉を、私はよく使います。
最初から「ここは自分がいなくても回る」「ここは自分にしかできない」と分けて設計しておく。
それだけで、驚くほど身軽に動けるようになる。
返却ポストに、そこまで深い意図はないのかもしれません。
でも、あの静かに本を受け止め続ける姿から、
私は大事なことを教えてもらった気がしています。
あなたが今、自分がいないと止まってしまう工程の中に、
先に設計しておけば手放せるものはありませんか。
ではまた。
森本。
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