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「教えること」を手放した瞬間、現場が回り始めた。

ある建設会社の話です。

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先日、現場管理のプロフェッショナルと作戦会議をしていたとき、

こんな言葉が飛び出しました。

「人の教育を諦めた瞬間、現場の赤字はゼロになる」

(…えっ?)

最初に聞いたとき、正直、耳を疑いました。

だって普通、「人を育てましょう」「教育に投資しましょう」って言いますよね。

でも、彼の話を聞けば聞くほど、腑に落ちていきました。

その方は、現場の品質管理チェックリストを**47項目**、自分で作り上げていたんです。

2年間の施工パトロールで、トラブルの芽を一つひとつ拾い集めて。

つまり、「教えて理解させる」のではなく、

**「チェックリストに沿って確認する」だけで品質が保たれる仕組み**を作っていた。

人に依存しない。

教育の成果に一喜一憂しない。

仕組みが、勝手に現場を守ってくれる。

これって、私がいつも話している「コンダクター」の考え方と、まったく同じなんです。

オーケストラの指揮者は、演奏者一人ひとりに「もっと上手くなれ」と毎日説教したりしない。

楽譜(設計図)を渡し、全体の調和を指揮するだけ。

「育てなきゃ」という思い込みを手放した瞬間、

本当に大事なこと——**仕組みの設計**——に集中できるようになります。

あなたのビジネスにも、「教えること」に疲れている領域はありませんか?

もしかしたら、その疲れは「仕組みが足りない」というサインかもしれません。

ではまた。 森本。

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