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「美術ってよくわからない」から始めよう

「美術ってよくわからない」から始めよう

これはプロローグ(はじめに)のタイトルです。

何のプロローグかと言えば、もちろん明日(地域によって多少変わります)発売される新刊『元学芸員の美大教員が教える美術鑑賞の楽しみ方』のプロローグです。

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「美術がわかる/わからない」というのは、もはや永遠のテーマです。

だからこそ、書店に行けば「あなたもこれで美術がわかる!」と太鼓判を押すようなタイトルの美術本がずらりと並んでいますよね。
それだけ「わからない」ことに悩み、できればそれを解消したいと感じている人が多い証拠です。

でも私たちが本当に求めているのは、単に知識を得て作品が理解できるようになることなのでしょうか。
もう少し具体的に言うと、作品の制作背景を知り、作者の意図を読み取ることができればそれで満足なのでしょうか。

私たちが「わからない」美術に無性に心を引かれるのは、何かもっとダイナミックな変化が自分自身に起きる、そんな予感がしているからではないでしょうか。
でも一体なぜそんな風に感じるのでしょう。そして果たして本当に美術にはそんな底知れぬ力があるのでしょうか。

とまぁ、こんな感じのことをプロローグでは書いています。我ながら思わせぶりだなぁとは思うのですが、やっぱり本文を読んでもらいたいのでね。

全部で5章構成ですが、第1章だけでも面白いですよ。
こんな👇ラインナップです。

第1章 美術って、そもそもなんだろう?

  • 「美術」という言葉をひもとく

  • アートの語源は「美術」?

  • 普遍的な美なんてあるのだろうか?

  • 「美しい」とは言いがたい美術があるのはなぜ?

  • 「わかる美術」と「わからない美術」

  • 美術とデザインは違う?

ぜひこの見出しから、どんな内容か想像してみてください。
そして書店でパラパラッと本を読んでみて「なんだ、思った通りのことしか書いていないな」と思ったら、どうぞそっと書店の棚に戻してください。私の負けです。

でも「おぉ、その考え方は面白い!」とちょっとでも思ったら、そのままレジの方へ(笑)。だって、まだまだ2、3、4、5章と濃い内容が続くのでじっくり読み込んでほしいですからね。

美術に興味がある人なら、きっと刺激的な読書体験になるはずです。

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