同い年に励まされて生きてきた
五十歳を迎えた今年、ふと気がついたことがある
ずっと好きだった人たちがみんな自分と同じ歳だったのだ
テレビの前で笑っていたのは
伊達みきおと富澤たけしのコンビ
サンドウィッチマン の漫才
通勤の車の中で何度も聴いていたのはRyoji・Ryo・大蔵のケツメイシの歌
心が弱った夜に、そっと寄り添ってくれたのは、瀬尾まいこ さんの物語
そして、変わらない優しさを感じていたのが、内田有紀 さんの笑顔
プロフィールを見て、みんな同じ時代に生まれていたことを知ったときに
胸がじんわりと熱くなった
知らないうちに、同じ空気を吸い、同じ不安や希望を抱えて生きてきた人たちに、私は励まされていたのだ!
携帯電話もない青春時代
連絡手段も少なく、不器用な恋をしていたあの頃
景気が悪い時代の就職活動
家族を守ろうと必死だった三十代・四十代
子どもが巣立ち、親のことを考えたり
これからの生き方を見つめ直す五十代
それぞれの時間を
同じ時代のみんなも歩んできたのだ
今年に入って"ケツメイシ"が新しいアルバム『ケツノポリス14 』がリリースされて久しぶりにCDを買い聴いて思った、同じ景色を見てきた人の言葉や歌は、理由もなく心に染みるんだと
それは『うまい』からでも
『流行っている』からでもなく
同じ時間を生きてきた仲間の声だからなのだと思う
職場で嫌なことがあった日の帰り道、ケツメイシを流す夜
嫌なことを忘れたくYouTubeを見てサンドウィッチマンに笑わされる夜
就寝前にページを閉じて、瀬尾さんの物語に静かに背中を押される夜
どれも、同い年の誰かが、そっと肩を叩いてくれていた時間だった
歳を重ねるのも、悪くない
同じ時代を歩んできた仲間にこうして出会い直すことができたのだから
あなたにも、そんな「同い年の仲間」はいますか?
きっと気づかないだけで、同じ時代を歩いた誰かに、励まされながら生きてきたのかもしれませんよ!
