『宇宙兄弟』男子兄弟の関係性
<あらすじ>
兄は、優秀だが自分の能力を信じられず、ネガティブ思考に陥りがちな青年・ムッタ。
ムッタは失業という挫折のさなか、幼い頃に弟と誓い合った夢を取り戻し、
「宇宙飛行士になる」という夢をすでに叶えていた弟・ヒビトの後を追い始める。
弟の背を追う形で、数々の困難を乗り越えて、宇宙飛行士になったムッタ。
ヒビトは日本人初のムーンウォーカーになるも、宇宙飛行士になってからはじめての大きな挫折を経験し兄をはじめとする周囲の人に支えられて、必死に乗り越える。
「俺らは生きて、二人で月面に立とうぜ」
兄は先に行く弟に導かれ、弟が立ち止まった時には兄が優しく背中を押し、二人は「夢の続き」に向かって走り続ける。
幼い頃、謎のUFOを目撃した南波六太とその弟の日々人は、「一緒に宇宙飛行士になろう」と誓い合う。
以来、六太はJAXAで、日々人はロシアで、それぞれの仲間たちと切磋琢磨して兄弟二人の夢を叶えるサクセスストーリーになります。
この漫画に出会ったのは、長男が大学生の頃、レンタルショップから借りてきたのを、家族で回し読みしたのがきっかけ。
以来私が嵌って全巻揃えるようになりました。
男の子二人兄弟を育てている私には、六太と日々人の兄弟関係がとてもリアルに感じて、共感する場面が多くて興味深いです。
慎重で几帳面、その為物事を考えすぎてドジをしてしまう長男の六太。
自由に何でも挑戦して、しかも器用にこなしてしまう次男の日々人。
うちの兄弟にも同じような性格をしていて、特に長男は六太と自分を投影して読んでいるようでした。
『宇宙兄弟』では、大きな夢を抱いて突き進む主人公たちと、その仲間たちの努力と諦めない精神に勇気付けられます。
大きな夢であればあるほど、実現不可能に思えてしまうもの。
成功のカギは、本人の努力はもちろんですが、良き理解者と切磋琢磨した仲間たちの協力と応援も不可欠。
そうした人間関係を築ける人柄を育てるヒントも、この漫画にはありそうです。
『宇宙兄弟』の物語はコミック42巻で、六太と日々人二人の月面での共同作業を終え、すでに終盤戦に入りましたが、まだまだもう一波乱ありそうで、次巻の発売は今から楽しみです。
