見出し画像

仕事ができる人とできない人の違いから学ぶ「仕事の極意」

おはようございます。かわテックYです。

日々、社会インフラを支える業務に向き合っている皆さん、そして全てのビジネスパーソンの皆さん、お疲れ様です。

最近、YouTubeで非常に考えさせられる動画に出会いました。PIVOT公式チャンネルの『【DIGEST】仕事ができる人とできない人の違い…』という動画です。

技術士やRCCMといった資格取得に向けた自己研鑽も大切ですが、日々の業務における「仕事の進め方」や「マインドセット」こそが、プロフェッショナルとしての確固たる土台になります。今回は、私が建設コンサルタントとして働いてきた実体験も交えながら、全社会人に役立つ「仕事の極意」として、この動画のエッセンスをまとめてみたいと思います。


1. 「どうしたらいいですか?」からの脱却:自分の答え(仮説)を持とう

建設コンサルタントの仕事において、最初から100点の正解が用意されていることはありません。河川計画にしろ砂防設計にしろ、現場の地形や水文データ、社会条件は毎回異なるからです。

「この設計、どう進めましょうか?」と丸投げするのは、プロとして思考停止しているのと同じです。そうではなく、「私はこのデータからこうすべきだと考えますが、いかがでしょうか?」と自分の軸(仮説)を持ってぶつける。

さらに一歩進めると、仮説をぶつける際には「なぜそう考えたのか」という根拠をセットで示すことが重要です。たとえば「過去の類似案件でこの工法を採用した実績があるため」「このデータの傾向から見てこのリスクが最も大きいと判断したため」といった形です。根拠を添えることで、上司や発注者は仮説そのものだけでなく、あなたの思考プロセスを評価できるようになります。これが、単なる「経験の差」を超えた信頼構築につながります。

2. 若手もベテランも胸に刻みたい「5つの『ない』」

動画では、特に若手向けとして以下の「5つのない」が紹介されていました。

  • 分からない言葉をスルーしない

  • 答えを当てに(推測で動くことを)いかない

  • 同期と群れない

  • 陰口を叩く人の近くに行かない

  • 笑顔を絶やさない

経験上、特に「同期と群れない」「陰口を叩く人に近づかない」は、どの年次になっても重要だと感じます。同じ目線の仲間と社内の愚痴で盛り上がっても、技術力や課題解決能力は上がりません。それよりも、視座の高い技術士の先輩と意見を交わしたり、前向きに新しい技術(AIなど)を学んでいる人たちの輪に入ることで、コンサルタントとしての引き出しは格段に増えていきます。

加えて、「分からない言葉をスルーしない」については、建設コンサルタント特有の専門用語や法令用語が多い業界だからこそ、より意識すべきポイントです。分からないまま議事録や報告書を作成すると、後工程で大きな手戻りを生むリスクがあります。分からない言葉に出会ったその場で確認する、あるいはメモしておいて必ずその日のうちに調べる習慣が、結果的に自分の身を守ることにもなります。

3. プロセスの解像度と「依存関係のTodo」

仕事ができる人は、業務のプロセスを一瞬で分解できるといいます。そして、その中で最も優先して動かしているのが「依存関係のTodo」です。

建設コンサルの業務に置き換えると、これは「関係機関との協議」「発注者への方針確認」「他部署(地質や測量など)への依頼」にあたります。自分一人で完結しないこれらのタスクを後回しにすると、プロジェクト全体のクリティカルパスに影響し、最悪の場合は納期遅延(ペナルティ)に直結します。

ここで意識したいのが、「依存関係のTodo」を洗い出す際のタイミングです。業務がスタートした初日、あるいは打合せの直後に、まず「誰かの返答や作業を待たなければ前に進めない項目」をリストアップすることをお勧めします。これを後回しにせず最速でボールを相手に投げることで、待ち時間を並行作業の時間に変えることができ、結果としてプロジェクト全体のスピードが大きく向上します。「待ち」が発生するタスクのボールをいかに早く相手に渡すか。これがデキる技術者の鉄則です。

4. その会議、「何が決まれば終わり」ですか?

会議や打合せのファシリテーションについても触れておきます。「この会議は何が終着点なのか」を明確に設定し、論点がズレたら必ず修正する。

これは社内会議だけでなく、発注者との打合せでも全く同じです。「とりあえず定例だから」と漫然と集まるのではなく、「今日の打合せでは、この比較案の方向性を決定する」というゴールを参加者全員で共有する。若手であっても、この気概を持って打合せに臨むことで、限られた時間を最大限に活かし、プロジェクトを前に進めることができます。

さらに実務的なコツとして、会議の冒頭で「本日のゴール」を一言で宣言し、会議の終盤で「今日決まったこと」「次までに誰が何をやるか」を必ず確認することをルーティン化すると効果的です。これにより、会議の生産性が可視化され、「何となく終わった会議」がなくなります。

5. 仮説を磨き続けるための「振り返り」の技術

1〜4で紹介した習慣は、一度身につけて終わりではなく、継続的に磨き続ける必要があります。そのために欠かせないのが「振り返り」です。

具体的には、案件が一段落するたびに次の3点を簡単にメモしておくことをお勧めします。

  • 自分が立てた仮説は、結果としてどれくらい的中していたか

  • 依存関係のTodoの投げかけが早かったか、遅れていなかったか

  • 会議のゴール設定は明確だったか、参加者と共有できていたか

このような振り返りを積み重ねることで、次の案件における仮説の精度やタスク管理の速度が徐々に上がっていきます。技術士やRCCMの資格取得に向けた学習と同様に、日々の業務そのものも「経験」から「知見」へと昇華させる意識が大切です。

おわりに

日々、膨大な図面や計算書、報告書と向き合っていると、つい目の前の「作業」に没頭してしまいます。しかし、一段高い視点で「仕事の進め方」を見直すだけで、アウトプットの質も、周囲からの信頼度も劇的に変わります。

明日からの実務、そして技術士やRCCMといったキャリアアップの過程において、ぜひこのマインドセットを意識してみてください。

いいなと思ったら応援しよう!